人気ブログランキング |

2012年 04月 11日 ( 1 )

夕日とソカバン

曽我部恵一BANDのニューアルバム、「曽我部恵一BAND」を聴いてる。

ツイッターをみてると、聴けば聴くほど苦しくなる、みたいな感想が多くて、
それは当然と思う反面全然違う実感がある。

確かに、元気なお兄さんだったソカバンからは想像できない絶望的なテーマが多いアルバムだ。
ソカバン自体もそれには自覚的で、
曲にも表情にも落胆と絶望がはっきりと見て取れる。
このアルバムはさながらヤゴのように飛び立つまでにいくつもの死線をくぐってきたにちがいない。
今にも転げ落ちそうな崖の上で転げ回っているような危うさと痛快さがこのアルバムにはある。

そう、確かに、そうなんだけど。

これは中学生の時、美術の先生と話した夕日の話に似ていて、
先生は、「夕日が沈んで行くのをみると、悲し気持ちになる」と言っていた。
私は、「夕日を見ると許されたような気持ちになって、安心する」と返した。
先生は、興味深そうに「ふうん、でもそれはなんだか似ているな」と言った。

私は、このアルバムを聴くと、夕日を見た時のように安心する。
残酷で、切実で、美しくて、ほっとする。
また傑作だ。
まいっちゃうね、どーも。
by mouthes | 2012-04-11 13:51 | moments!