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2009年 04月 13日 ( 2 )

クソガキ

この前「最近のジャンプはどーなの」みたいな事書いたけど、

飲み屋で仲間と管巻いて言うなら未だしも、
こんなところに書かなくてもよかったな、したり顔で。

したり顔のつもりはないんだけど、なんかそんな気がして。
「ジャンプを好きでいること」を免罪符にしてあーだこーだ言い過ぎたと思う。
トリコに対しての考察も甘かったし。
トリコは元々がギャグマンガなんだから、「これまでのバトル物」の雰囲気をオマージュ的に使うことも含めてギャグだと思った方が楽しめるんだ、うまいことに。
しかもジャンプ読者の主な年齢層は小学校中学年~中学二年くらいなんだから、アンケートのくだりもあたしの独りよがりだし。
派手な物がウケて悪いわけがない。
単純に派手だというだけでジャンプに載れるわけじゃなし。

品質は守られてる、作品は愛されてる。

大事なことは大丈夫なんだから、あたしが藤田和日郎先生を讃えるためにジャンプを引き合いに出したような形になって申し訳なかったと思う。
良くなかった。謝罪します。


作り手に対して常に敬意を持つつもりが、その敬意をふりかざして尊大な読者になっていた自分がいた。
これだからしょーもない。
クソガキだと思ってほしい。
by mouthes | 2009-04-13 20:16 | moments!

人生のラストシーン

さっき、眠たげな兄と姪を家まで送っていった。
その帰り道、母が出掛けに言っていた言葉が頭を過ぎる。


「女の子が帰り道にひとりじゃ、こんな夜中に危ないじゃない…」


危ないかも、となんとなく身の危険を感じる。
でも、何が?と我に帰る。

暴漢に襲われることが?

何かの拍子に死ぬことが?


あんまり危なくないかも、と思う。
思いを馳せる、自分の死後。


あたしは、夜道に背後から刃物で刺され、19歳でこの煌めく寸前の生涯を閉じる。
今日の昼間に、今後10年間の未来予想をして笑いあった彼女たちは、泣くだろう。
「いいことばかり想像してはダメ、時折悪いこともいれなきゃ」と言いながらはしゃぎあったことに、泣くだろう。
父も母も兄も義姉も、泣くだろう。
日常の油断と緩慢を悔やんで、泣くだろう。

それから時が経つごとに、あたしを思い出すだろう。

しかし私を失った父母は、せめてもと私に費やすはずだった財産を孫たちに残し、私が残したわずかな影響と共に育った姪たちは、そうした財のもと堅実に、誠実な生を歩む。
そうして最後に遺されるのは、愛しい家族の確かな軌跡。


それならそれで、いいんじゃないかって気になる。
あたしの生は終わっても、地球は奇跡を続けていく。
あたしは死んでも、この地球に永遠に残っていく。
あたしの感覚も、嗜好も、言葉も、歩みも、きっと永遠に残っていく。

そんなふうに確信できるようになったのはいつの頃からだろう?


自分を消し去りたいと思って、でもどうしたって消えなくて、
綺麗に残ることも出来ないことにもがいて、
無力感でいっぱいだった自分が、

結局こんなところまであたしを連れてきたのだ。


耳元では「ハイビスカスは冬に咲く」が流れて、
まるでエンドロールのような気分になる。
欠けていく途中のお月さんが煌々と輝いて、かっこいいと思う。

今死んでしまっても、悪くはないなあと思いながら、玄関のドアを開く。

間延びした声で言う。


「ただいまあ」
by mouthes | 2009-04-13 01:25 | moments!