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皆殺し文学はやめだ

by mouthes

賽の目人生

先のことなんて、あんまり考えられないんだよなあ。
考えても仕方ない気がするし。
どうしようかと選択に迫られたら、
いつでも自分の想像の及ばないようなことが起こって、
面白そうな方に流れてきたからなあ。
だいたい今日死なない保証もないし。
死なないつもりではいるけどさ。



先々のことを考えて生活するって、
どういうことなんだろう?
先のことを考えて行動するから高村さんは過去のことをまったく考えないと言ってたけどなあ。
でも備えて想像した先のことなんか、突然現れる楽しみにかなわないしなあ。
だったら楽しい方を取り違えないように、過去のことを精査しといたほうが、なんてね。



わからん。







こういうふうに考えたり誰かに言われたりしたいです。
ヒロトのこの無邪気さと切実さはなんですか。
この人の、こんな人の恋愛がうまくいかないことなんてあるんですか。
何しろあたしは、照れ屋じゃないからなあ。
自分では照れ屋だと思ってるけど。
「照れてる」って思われるのが一番恥ずかしいから、あけすけに全部言っちゃうんだよ。


根本敬さんの「因果鉄道の夜」とオーケンの「猫を背負って町を出ろ!」を読んだら、
なんか大丈夫な気がした。
あたしは憎しみばかり募らせすぎる。
あまりに怒りを捨てない。
意固地にならないで、囚われないで、
もっと、喜んだっていいんだ。

今度はあの亡霊たちとも、もっと仲良くしてみよう。
きっと実体はないし、未来もないんだけど、
だからこそやさしくしてみよう。
良いとか悪いとか、正しいとか間違ってるとか、
そんな考えに囚われるのは不幸だ。
そんなものはいくらだってひっくり返る。そんなものは拠り所にならない。
自分が苦しくなるだけだ。



いろいろ考えたから、
本当は仲良くなりたかったから、
「あたし元気でいることはできるけど、それでいいのかな」って友達に言ったら、
「ダメだと思ったらまた違う方法でやればいいよ。素敵なやり方を思いついたときに。そうしてきたんでしょう?」だって。
泣かせんなよ。

そんなとき、別の友達からこんな曲が。
「最近好きになった曲です。美和ちゃんに聴いてほしくなったから送るね」だって。
泣かせんなよ。




by mouthes | 2012-09-09 21:11 | footmarks