皆殺し文学はやめだ

by mouthes

『ヤング≒アダルト』『おとなのけんか』

早稲田松竹でデートしてきたったぜ!!!

まあまあ、落ち着いてますよ。割と長い友だちだし。KANKEIないっすよ。俺と貴様は関係ない。
でも気の持ちようが違う。
何でも話せるし。
このところの情緒不安定っぷりといったらなかったし。
優しいし。
もうそれこそあっちとはKANKEIないからね。
無理やりにでも遊んだりしていかんと。



f0112996_1404923.jpg



かなり評判の良かった『ヤング≒アダルト』はやっぱりおもしろかったー
そりゃあ絶賛されるわ。
閉塞感とか自己完結っていう最近はやってるクソみたいなテーマをよくここまでうまく笑いにしたわ。
嘲る感じがないもんね。嘲笑も自嘲もない。
ただただ切ないんだ。
でも哀れっぽくないのが最高だ。
自分を憐れむなんて最悪だもん。
やっぱねー美人だもんね。
生きてるうちは笑わんといかんよねー。

メイビスの言っていることをマットだけがすぐに理解できる、っていうのもすごくよかった。
人間の好みも似てる。
そして本当は、マットとサンドラだけがメイビスの価値を知ってる。
でもそれがメイビスには分からない。
だからメイビスは幸せになれない。
自分の価値を知らないから。
切ないねえー。



f0112996_1404791.jpg




ケイト・ウィンスレット好きー!
マッチョなのにセクシーだからすごくいい。
タイタニックもネバーランドもレボリューショナリー・ロードもケイト・ウィンスレットは非の打ちどころがない。
そして今回もなかった。
あのふてぶてしい吐き捨て顔は演技のたまもの。
ああいう顔ができるかできないかが役者の器を決めるよ。

会話の食い違いでそれぞれの身勝手さや無神経さが浮き彫りになっていく様は見事!
ほぼ移動のないカットで力関係や立ち位置が二転三転するさまは舞台そのものだったけど、
役者の表情がよく見える分舞台よりもぐっと引き込まれるところがあるんじゃないかと思う。
それに過剰な部分とそうでない部分の兼ね合いもよかった。

あと登場人物たちは徹底して底が浅いのも痛快。
冒頭で子どものケンカを供述書に記入するとき、
「棒で武装した」と表現するか「棒を持った」と表現するかで小競り合いをするんだけど、
それ以降のやり取りも一切そこから深まらない。
どんなご高説を言っても全く発展しない。
心も交わらない。
解決もしない。
一言でいえばくだらないんだけど、
酔っていても「結婚」という言葉に過剰に反応するナタリーや、
子どものことよりもアフリカ紛争のことで激昂するペネロペ、
子どものケンカの始末に来たのに勧められるままスコッチを飲むアラン、
全てを受け入れているように見えて考えるのを放棄してるマイケル、
人間の浅さがここまで端的だともう唸るしかないよ。


おもしろかったー♡
[PR]
by mouthes | 2012-08-02 02:19 | Movies&Books