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皆殺し文学はやめだ

by mouthes

言わせてよ少女マンガ論

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あたしが少女マンガ大好きだってことを言わせてよ!


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今日バイト先で言われたんすよ。

「少女マンガ読むくらいなら、自分で恋愛すりゃいージャン」て。
「オタクは現実と折衝しないところで楽しんでるから別にいいと思うけど」って。







違うよ!!






少女マンガはファンタジーだよ!!!!!





あれが現実と折衝すると思ったら大間違いなんだよ!!!!!

しかも少女マンガ読んでる人間が全員登場人物に憧れてると思ったら勘違いも甚だしいですよ!!!!

少年マンガだってそうでしょ?
小学生の時は、半ば本気で自分も機会さえあれば聖闘士☆星矢に登場できるはずだと思ってたでしょ?
でもだんだん違う楽しみ方を身に着けていくじゃない。
少女マンガも同じです。
あんな現実がないことはほとんどの人間が知ってます。
では少女マンガの恋愛に絞って話をしますと、これはどういった人がどういった目的で読んでいるのか?



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要は人間の心のやり取り、人間ドラマをそこに見ているのです!
心のやり取りは心でするものですから、
現実で言えば自分は自分という人間以外にはなれないし、やり取りをしてくれる相手が必要になってくる。
けれど実際は、心のやり取りができる人間に出会えることが幸運に他ならないし、
何より自分が心のやり取りのできる人間である必要があるのです。
人にぶつかるほど、執着すればするほど、
そこでしか悩まない。
少なくとも私はそうだった。
心のやり取りなんか、したくたってできないんだから。
みんな自分の細々とした損得や生理的愛好・嫌悪や向き不向きに振り回されていて、
他者の「人と為り」にどれほど興味がないか。
うんざりするほど知ってるよ。
普段生活していたらわかるでしょう?
人間が心のやり取りをするってことが、日常の中でどれほど特別か。
そういう相手に出会えることがどれほど幸福か。
そしてその幸福が、何にも拠らず、残らず、いかに儚いか。
少女マンガは「心のやり取りをする幸福」が「世界のルール」になっているのですよ。
でもあれは現実ではないのです。
そんな現実はないのです。
うちらはもっとどうしようもないから、そんなことばかりしてられないのです。


だけど「ファンタジー」は嘘じゃない。
全てのファンタジーは、現実が投影された、疑似的な現実なのですよ。
夢であり、虚構であり、寓話なのです。
だから、あれを心の糧として、私はまた他者にぶつかっていく元気を取り戻すのです。



それがわからない人に、少女マンガの本質なんて理解できっこない!
というか物事の本質が理解できるわけがない!
だってこの問題は「他者と向き合うこと」の本質だから!!!
少女マンガを大して読みもしないのに愛のない批判をするような輩は、
なんて浅はかで上辺だけで物事を判断しているのだ、と憤慨してしまいますよ!!!
私は憤慨してしまいます!!!!!!

でも、長いでしょう?この言い分。
彼らはこの話を聞くほど少女マンガに興味などないのですよ。
そして私にも興味がないのです。
その興味の無さこそが、浅はかさだと言いたいけれど、言いません。
先輩だし。
まあ、あたしも言うほど興味ないし。
じゃあ風呂入って寝ますね。

おやすみ!
by mouthes | 2011-06-04 04:23 | footmarks