皆殺し文学はやめだ

by mouthes

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神様の目

胸が空くような、雲一つない青空を見て、
「雲のない空は吸い込まれてしまいそうで怖い」という友だちの言葉を思い出す。
わたしはいつでも吸い込まれてしまいたいよ。
空のようになってしまえと思うよ。
変わらず暑さに縛りつけられる心!と夏!ココ☆ナツ!




アレハンドロ・ホドロフスキーの「リアリティのダンス」を観て、
ホドロフスキーの想像力の清さに心底驚いた。
あの人の映画は確かに世界のためにあって、
世界とは「わたし」ではなく「あなた」なのだということが、見事に映像化されていた。




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パンフレットの言葉に、「わたしはどんな神も信じていない。わたしは神を知っているからだ」とあったけど、
きっと彼は「わたしの目にはあなたは高価で尊い」という聖書の言葉を本当の意味で知ってるに違いない。
人間の心が感じている歓びも、悲しみも、不安も、暴力も、性欲も、虚飾なく顕わされている。
それに価値があると知っている人にしかできない方法で。



ホドロフスキーの目は人の心を見つめることができて、
ホドロフスキーの手は人の心にさわれるんだと思った。
花を愛でるように優しく、握手でもするように容易に。
ただ事ではない体験だった。
ここまで書いたのに、何も伝えられている気がしない。
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by mouthes | 2014-08-06 14:44