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皆殺し文学はやめだ

by mouthes

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自分の目で、手で、足で

来年は、来年こそは、自分の目で、手で、足で、
物事を味わって、
理解するような人間になりたい。
もう情報収集は良いよ。
自分の考えというものをもってとっさに判断できるようにならなければ。


そしてここにきて人生最高体重をマーク。
からだが変化しています。
このまま吹石一恵みたいになったらいいのにな。
ならないだろうな。
あの豊饒さ、でないだろうな。
体重増えることを望んでいたはずなのに、いざ増えてみるととっても怖いです。
人口みたいなもんだね。
人口増加で食糧危機だから減らないかって思ってたけど実際減り始めるとすごい怖いっていう。
このままぷくぷく太っていくの、嫌だなあ。
ただでさえそうなのに不遜さに磨きがかかりそうだ。
でも止まらないかもしれない。
そういうときはブッ飛ばすのみ。アクセル全開で。


今年、特別聴いた好きな曲を挙げて寝ます。


●としごろ / 山口百恵

●永遠なるもの / 中村一義
●歓喜の歌 / 中村一義
●主題歌 / 中村一義

●14番目の月 / 荒井由美

●Memory Lane / 七尾旅人

●布団 / 星野源

●ラブレター / THE BLUE HEARTS

●時間軸を曲げて / 小沢健二

●Tuesday's Gone / Pavement

●ムラサキ☆サンセット / キリンジ

●プカプカ (カヴァー:曽我部恵一BAND、ハンバートハンバート)

●ミラクル・ジャンプ / 岡村靖幸

●Closing Time / Semisonic

●満員電車は走る / 曽我部恵一BAND

なんだかんだ、バイトに行く前とバイトからの帰り道に聴く曲が多いです。
そして曲名を出しただけで好きな詞が頭の中を浮遊。
全部書いて良いかなあ。
書こう。誰も見てないんだし。




●としごろ / 山口百恵

「二人の間に美しい 何かが生まれてくるみたい 私が私でなくなるの」

これほどまでに乙女のはじらいをを美化した詞があろうか。
しかも嘘じゃないなんて。
本当に、そう思う時はあるんだよね。
もちろんそれだけではないんだけど。
過ぎたことが、形が変わってしまったものが、嘘になるわけじゃないんだよ。
なくなりはしないさ。

●永遠なるもの / 中村一義

「感情が、全ての人達に、降り注ぎますように」

この歌はもはや讃美歌です。
今まで見えてこなかったものがキラキラして見え出すような歌です。
心細かった時にこの歌を歌って何度励まされたことか。
空虚な気持ちを温かく満たしてくれる、この歌は祈りです。

●歓喜のうた / 中村一義

「ちゃんと生きたものに、で、ちゃんと死んだものに、「ありがとう」って、なんで僕は想うんだろう」

今年深く思ったことの一つとして、
生きることと殺すことは、繋がっているということがある。
死刑や、中絶や、戦争や、災害が、私たちの生活にはある。
誰かを殺すと同時に私たちは死んでしまうのだ。
いのちに対する姿勢は自分に返ってくるということ。
自分の命を大切にするために、「生かす方」、「育てる方」を取るべきなんだと思う。
できるかできないかは別にしても、殺すよりは祈る方がいい。
命に対する態度は自分の世界に帰ってくるし、
自分のいる世界が「関係ない人間は死んでもいい世界」なのか、
「関係ない人間のために祈れる世界」なのかってことを考えた。

●主題歌 / 中村一義

「痛みはチョコにして喰え!」

この歌は、まあ、最初から最後まで素晴らしいのだけど、
「笑えるように、笑えるように、にじり寄んだっ!それは、絶対、余裕じゃない。だから、止めないんだ。」
から始まる最終節も素晴らしいのだけど、
この部分が特別好き。
いじける気持ちが萎えるファンシー。
だって痛みはチョコなんだぜ。あまいぜぇ~、ワイルドだろ?

●14番目の月 / 荒井由美


「愛の告白をしたら最後 その途端 終わりが見える」

今年観た「さよならみどりちゃん」で使われていたこの一曲。
あの星野真理みたいに笑顔で歌えるようになりたくて何度も歌ったこの曲。
恋の主導権を争っているふりだけの強がり。
気分はすっかり満月。
だけど14番目の月が好き。
どんなに切ない思いもラブソングの中だけでは軽快。

●Memory Lane / 七尾旅人


「Where are you? I lost my shoes.  どうしても帰れないの Memory Lane」

バイトが終わった後、人恋しさからくる焦燥感と労働疲れを優しくなでてくれた曲。
七尾旅人さんが被災地に行ったとき、倒壊した自宅で探し物をしている子どもを見てつくったらしいというのは友達から聞いた。
この歌を聞くと、後悔と思慕が、どこまでも気持ちを昂らせてゆく。
伝えられなかった。
まだ諦めることができない。
そろそろ疲れ果てちまいそうだ。
それでも足が動いてしまう。
行きつ戻りつしながらも止まることができない。その苦しさと希望。
曲中の七尾旅人の咆哮で気持ちが昂るあまり何度自転車を立ち漕ぎしたことか。
自分を壊してしまうような高ぶりじゃなくて、膨らんで飛んでゆくような心地なの。
自分がいるよりも深いところから吹き上げて、いたところよりも高く飛んでいく心地。
思い出すだけで胸が痛い。

●布団 / 星野源

「いってらっしゃいが 今日も言えなかったな 帰ってこなかったら どうしよう」

星野源の中で一番好きな曲かもしれない。
「ストーブ」「フィルム」といい勝負だが、いまのところは断トツでこの曲が好き。
いってらっしゃいが言えなくて、帰ってこなかった家族がいるからね。
いつもいつも、出会って別れることはとても怖い。
どんなに体の力を抜いていてもいつも痛い。
この歌みたいに「どうしよう」て戸惑ってる。
それがたとえ、「いってらっしゃい」であっても。
昔田口ランディさんが「筒井康隆さんの小説を読んで、自分以外にもこういうことを想像している人がいるんだと思って安心した」というようなことを言っていたけど、
星野源のこの歌には同じことを思う。
全ての出会いと別れは突然にやってくるんだよ。それは自分の人生だって、例外じゃない。

●ラブレター / THE BLUE HEARTS

「ほかの誰にも言えない 本当の事 あなたよ あなたよ しあわせになれ」

ヒロトも誰かに恋したのかなあなんて邪推はさておき、
こんな風に誰かを想いたい。
余計なことは一切言わないんだ。
言葉のまるさ、素朴さ、思いの強さ、なにをとってもたまらない。
泣きたくなるほど美しい。
想いが届かない時も、自分をなぐさめたり、虚勢を張ったりしなんだよ。
そういうのがいい。
飾らないということが、ほんとに「肯定する」ってことだと思う。

●時間軸を曲げて / 小沢健二

「ありがとうという言葉で 失われしものに誓うよ」

この呪文のような言い回しがいわゆるオザケン・マジックですよ。
なんだよそれ、なにその虚を突くような表現。
確かに感じたことあるかもしれない。「ありがとうという言葉で失われしもの」。
今まで言葉にしたことなかったけど。
言われてみれば確かにそうかもしれないし、あまりに美しいので真偽のほどが定かじゃないよ。
言葉にすると失われるものは確かにあるかもしれないけど、
「ありがとう」で失われるものってなんだろう。
「ありがとう」はいつだって与える側の言葉だったから、考えたことなかった。
とか考え始めたらもうオザケンホトケの手のひらからは一生抜け出せません。
アンコールワットで自転車に乗りながら歌いまくりました。

●Tuesday's Gone / Pavement

「Tuesday you see, she had to be free. somehow I got to carry on.」

ライブ盤でしかもカヴァーだったんだけど、すんごくいいんだよなあ。
いじけてる歌はあんまり好きじゃないんだけど、この歌は良い。
見えて居る景色を、自分の都合のいいように脚色していないところがいい。
打ちひしがれていても、さみしくても、やけっぱちでも、
世界は変わらないんだよ。
あなたがいても、いなくても。
私の胸が張り裂けそうでも、たとえ張り裂けても。
痛みに対して誠実な歌。

●ムラサキ☆サンセット / キリンジ

「転がる石になりたいのかい ガラスの玉よ」

洒脱だよなあ、歌いだしが。
うっとりしちゃうよ。
バイト帰りによく聴いた。
アンサンブルで心が転がされちゃうんだよ。
悪い男たちめ。
惚れてまうやろー!

●プカプカ (カヴァー:曽我部恵一BAND、ハンバートハンバート)

「あんたがあたいのどうでもいい歌に 涙流すまで わかってくれるまで あたいスウィングやめないわ」

川島小鳥「BABY BABY」のようだね。
そういえば今年は小鳥さんの名前をよく見る年でもあった。
成海璃子ちゃんの写真集がほしい。
3000円では手が出ない。
天から降ってこねえかな。この歌にある幸せってやつみたいに。
この歌の女の子がとってもかわいくて、こういう女の子を好く男の人がいるというのにかなり驚いて、
ほんと、女をなんだと思ってるんだという歌が多い昨今、
みっともないくらいの努力すらせずに「僕の痛みをわかってくれるよね?」みたいな歌が多い近年、
女性の激しさを魅力だと思うような歌に触れられて救われる心地です。
わかってほしいのに相手のことがわからない男女、という愛しい姿。

●ミラクル・ジャンプ / 岡村靖幸

「ゼッケン14のナンバー ワッペン黄色に赤 困難にジャンプしてキスしたい」

「岡村靖幸は、いじけないから岡村靖幸なんですよ」と友だちに語った今年。
独りよがりでも、くじけても苦しくても、誰も認めてくれなくても、
岡村ちゃんは他者を求めることをやめないんだ。
それどころか躁状態に入って「困難にジャンプしてキスしたい」んだぜ。
イカレてる!カッコいい!それも最高に泥臭い!
歩きながら聴いてると自然と動きが岡村ちゃんと化していました。

●Closing Time / Semisonic


「You don't have to go home, But you can't stay here」

「ステイ・フレンズ(Friends with Benefits)」の中で使われてた曲で、
サントラよりもSemisonicのアルバムを買いました。
サントラでもよかったんだけど、この歌があまりにも良かったもので。
なにより映画がよかったんだけどね!
この曲が流れた瞬間ジェイミーとディランが踊る姿が浮かぶほど!
この歌は、自分の子供が予定日になかなか出てこない子どもに向けた歌だって聞いた時は驚いたなあ。
でも生まれてきた後もこんな感じだよね。
「家にはいかなくてもいいけど、ここにはいられないんだよ」。

●満員電車は走る / 曽我部恵一BAND

「うつむたいままで星空飛んでる気分 ああもうなんか全部全然違う」

お祭り騒ぎのフェスに呼ばれて一曲目でこの歌を歌うソカバンはほんとカッコいいと思うなあ。
浮かれてもいいけど知っとけよ、っていう。
どんなに騒いでも無視できない生きていくときの苦しみ。
それに触れる手こそがやさしさだと思うよ。
無いように扱われたら傷は膿んでいくし、無理やり(過剰に)糧にしようとすれば心が壊れてしまう。
バイト中に流れるJ-POP聴くと傷つく理由がここにある。
苦しみなんて無用なもののようにキラキラしている音楽。
挫けたことを理解する間も与えずに「がんばってこーぜ!」って乱暴に脇を抱えてひっぱってるような音楽。
「ああもうなんか全部全然違う」!
憂鬱や、苦しみが、そこにあることをわかってもらえることがうれしいんだよ。
わかってくれなくていい。あるってことだけしってもらえればいい。
それは、マザー・テレサが死にゆく人の手を握るようなこと。
この歌がそれをしてるって言ったら、言いすぎかな?



ああ書き始めてから3時間以上経ってしまった。
今年はそんな感じです。
来年は、人を大切にできる歌を選びます。
おやすみなさーい。
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by mouthes | 2012-12-30 05:30 | footmarks

来年の一曲

年越しが迫っている。
来年の一曲を考えている。
今年あっという間だったなあ。

色んなことがあった割に、何もできなかった気がする。
来年はそんな甘いことは言ってられなくなってしまうなあ。

甘えと、期待と、信頼は、
すべて違うもの。
奉仕は自己満足で、でも自己完結じゃないよ。
誰かを大事にすると、満たされる心。
好きなわけでもないのに欲しくなってしまうのは、さみしい心です。
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by mouthes | 2012-12-28 16:24 | footmarks

メリークリスマス!

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信徒らしくクリスマスを祝いました。
兄と昨今のクリスマス低迷を憂慮しつつ。
おまつりは盛り上がってる方がうれしいよね。
キラキラが人を打ちのめすなんてばからしいよ。
いじけてるひとも恵みに気づいてハートに火が灯りますように。
クリスマスはそういう日!


久しぶりに最初から最後まで礼拝に出て、
メッセージなどを聞いたら、
今年のことがなんとなく振り返られて、
あんまり教会行かなかったなあ、いじけていたなあ、とか、
でも大人になった部分と、そこから見えてきた足りない部分がはっきりしたなあ、とか、
やけにしんみりした気持ちになり、
嬉しいことと悲しいことのなかで、自分に与えられた恵みをかみしめつつ、祝祭的な気持ちになりました。


今度の決意は、くじけないといいな。
固く決めるのでなく、大事に守っていこう。
守るために、強くなる。
自分の痛みに拘らず、自分ではないものを大切にできるようになりたい。
そんな風になってみたい。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ。
「負けたっていいじゃん、何がデクノボーだ」と思っていた小学生の頃にはわからなかったこの言葉の意味。
「見返りを求めない姿」に鼻白んでいた幼い私にはわからなかった、言葉。

自分以外を大切にできないことが、どんなにさみしいことか、知っている今ならわかる。
自分以外を大切にすることが、生半可でないこと、強くないとできないことだと知っている、今ならわかる。
丈夫な心と、丈夫な体で、他者に寄り添うことこそが、いちばんのファンタジーだって。
他者を心から大切に思うことが、自分の意志だけではなしえないことだって。


そんなこと、できないかもしれない。


弱さを持ち寄っていじけるのでなく、
腕力と傲慢さで敵を打ちのめすのでなく、
自分以外のものを大切に思って、心が満たされるようなこと。
自分のしていることに意味を求めずに、ただただ守ること。


そんなこと、できるかなあ。
できるようになるかなあ。



来年は、そんな年になったらいいな。
その先もずっと。









雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ






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by mouthes | 2012-12-25 01:27 | footmarks

年の瀬に城の門番なんて

今年はお笑いの賞レースが豊作でしたね!
みんな面白かったなあ。

スギちゃん、うしろシティ、かもめんたる、バイきんぐ、ハマカーン、磁石、アルコ&ピース、
テレビでネタが見れてうれしい人たちがたくさんいた。
みんなすごいよなあ、面白いよなあ。
欲を言えばTKO、中川家、劇団ひとり、オードリー、モンスターエンジン、ラバーガール、ブラックマヨネーズ、鎌鼬、ナイツなんか、
もっとテレビでネタが見たかったなあ。
ネタが見たい人がほんとにたくさんいる年だった。
おぎやはぎなんかもう漫才作んないのかなあ。
さまぁ~ずはなかなかライブやんなくなったなあ。
しずるは最近の変化球のネタよりも、「イケニカでございます」みたいなアホみたいなネタの方が好きだなあ。稲中っぽいやつのが。
キングオブコントでやってた「やくざ」と「卓球」のネタが至高の様相ではあったけれど。
ここ何年か南海キャンディーズは新年には新ネタが見れるから安心してるけど。
バッドボーイズの漫才は変化しているんだろうか。
ロッチは売れてからさらに地味になったよなあ。
サンドイッチマンと博多華丸大吉は今年テレビでたくさんネタが見れたので満足です。
ビーグル38っていなくなってないよね??
意外としあつ野郎の巨人師匠の物まねが好きです。
麒麟が超面白い漫才してくれないかな。
ザ・ゴールデンゴールデンも全然上がってこないなあ。面白いのに。
お笑いの人たちはとても面白い。
ずーっと愉快。


「2012年どうだった?」っていろんな人に聞いてみるけど、
なんか、みんなそうでもなかったみたい。
自分が激動だからといって、他の人もそうとは限らないんだね。
私は久しぶりにほのぼのした気持ちでの年越しです。
それが今年一番の収穫かもしれない。
大人になりました。
来年は年女だしなあ。


今年もわからないことだらけだった。
そしてとうとう勝負の時がやってきてしまった。
出たとこ勝負には強いけど、土壇場には弱いんだよなあ。
深い谷間を渡るには、踏み切るときに足元を見ないのは常識。
腹据えて、力抜いて。
あんまり得意じゃないけど勉強たくさんしようっと。


来年は、人との関係を大切にできますように。
丁寧にしゃべれますように。
絶えず祈ることができますように。
思慮深くなれますように。
感情が、すべての人たちに、降り注ぎますように!





しつこい?
今年何回この動画貼ったかわかんないもんなあ。
今年は中村一義に助けられ続けた年だった。
あの人の語る世界の美しさに、魅了された年だった。

来年は私も、何か美しいものを見出すことができますように。
全てを肯定して、喜んでいられますように。
他者を、自分を、受け入れることができますように。


教会も、ちゃんと行けるようになるといいなあ。



おやすみなさーい。
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by mouthes | 2012-12-22 02:45 | footmarks
今回のことがあって、私がなぜ「レボリューショナリー・ロード」が好きか少しだけわかった。
エイプリルは、フランクを愛していなかったわけじゃない。
家族を傷つけたかったわけじゃない。

心が望むように生きていきたかった。
他人の目など気にせずに生きることを喜んでいたかった。
それを誰にも理解してもらえなかった。
苦しくて、遣る瀬なくて、すべてを手放すしかなかった。
それがエイプリルの弱さ。
思春期の少女のような薄弱さ。

フランクには、エイプリルが理解できなかった。
エイプリルを愛していたのに。
フランクがエイプリルを愛していたことは、エイプリルには少しも伝わらなかった。
わかっているつもりで、やり方を間違えて、守ろうとしてエイプリルを追い詰めた。
それがフランクの弱さ。

伝わらない。
何も。
わかりあえない。
いつまでも。

私の芸術の先生が言う。
死ぬなよ。
殺すなよ。
殺されるなよ。

何かを守れるほど強くない。
本当は何もしたくないけど、欲しいものに伸びる手を止めることができない。
そういう人間の姿を見ている人がいる。
だから、この映画が好きなんだ。

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by mouthes | 2012-12-17 04:14 | Movies&Books

選挙

私が生まれてから、こんなにどこへ行っても選挙の話をするようなことはなかったと思う。
それでも投票率が低下することに悩むってもうどうしようもないんじゃないの、と思ってしまうほど。

そしてこの結果には恐怖すら感じる。
投票した人は何を望んでこの政党を選んだんだろう。

何度も思う。
暴力に無防備な人が多すぎる。
自分が振るうものにも、振るわれるものにも。
殴られたことのない人たちが戦争の準備をしている。
こわいよう。

戦争は、「防衛」だけじゃすまない。
やってるうちに加速して、良いも悪いもなくなっていく。
それが暴力だから、戦争が怖い。

もし戦争になって、家族や友達が死んでしまったらどうしよう。
今触れることのできる楽しいことすべてが、悲しくなる。
そんなにみんなが「死にたい」なんて思わなかったよ。
そうまでして戦いたかったなんて。
改憲、風営法、青少年保護育成条例、
それを推し進めてきたやつらを支持して、みんな、そんなに楽しいことが嫌いなの?

それでも戦わなきゃいけないって、みんなが言い始めるまで、そう時間はかからなかった。
ガンジーが、「愛と真実が勝利する」って言ってた。
「絶えず祈りなさい」ってキリストが言う。
暴力を止めるためには、暴力を使っちゃいけない。
非暴力と不服従は矛盾しない。
敵のために祈ろう。
がんばろう。

だらしない自分を励まして。
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by mouthes | 2012-12-17 03:51 | footmarks

インストール

データを収集して、目に見えるものを記録して。
覚えたことをしゃべって、感じたことを言葉にして。
それってでも、「考える」っていう作業じゃないよなあ。

「考える」を始めたのって、本当に最近かもしれない。
覚えたことを繰り返す、じゃなくて、考える。
「考える」のスピードがいま、ものすごく遅い気がする。
収集した情報を規則に当てはめて並べて、共通点を見出すやり方はある程度早くできるようになったし、
自分が何を感じたかはすぐ言葉にできるんだけど、
「考える」、ってすごく難しい。

気付けば、わからないことだらけだ。

私は今まで、ずっと人の言葉を借りて喋っていたんだなあ。
わかっていたことだけど、それがないと、何の意志もないような。

私が何も生み出せないのはそのせいか。

ああ、善悪とか、倫理とか、自分の中でなかったのは、考えなかったせいだ。
自分のことなのにわからないことがたくさんある。
自分に対する甘さや、我慢の無さがよくわかる。

臆病でいることに何よりも嫌悪感があるのは、なぜ?
無様なものにあこがれを抱くのは、なぜ?
自分がどういう人間か知っていることと、なぜそう思うのか、って、全然違う事なんだね。

宮崎駿が、自意識を掘り下げても、それはかたつむりが殻の中をうろうろしているようなもので、
奥まで言っても結局は空っぽってことくらいもうわかってる、みたいなことを言っていたけど、
そうなのだろうか。

いや、私がなぜこう思うのか、っていうことを、言えるようになるのは、きっと大切なことだ。
新しい感覚が育っていく気がする。
やさしいところから始めよう。
わかっているところから。

他者を粗末にせず、命を大切に。
怒りや嫌悪感は他者にぶつけるものではないし、
いっぱいいっぱいになりそうなときにはちょっと休憩。
そして自信にあふれた情熱家であるジャッジア・ダックスのような女になりたいなー。




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スタートレックDS9のDVDが全部欲しい。
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by mouthes | 2012-12-15 02:11 | footmarks

忘年会

中高の同級生と、忘年会をした。
我々の遅い巣立ちももうすぐだ。
本当ならね、もうみんな社会人で集まることもできないかってところだけど、
10人集まってこの学生の多さ!
ほんと優雅だよ。
貴族かってね。

知り合っていつの間にか10年以上経つこの人たち。
わかりあっているというよりは、居心地の問題だろうなあと思う。
みんな優しいしなあ。
それぞれに激しいところもあるし。
彼らの持つ激しさは、心の奥で燃えて、時には自分も傷つける激しさだ。
プライドっていうより意地っ張りで、どっか間抜けで、人の気持ちがよくわかる、
かわいくて、カッコよくて、大好きだよ。
ずーっと、そういう友達がほしかった。
彼らが私のほしかったものだ。





「大切にしたいんだ」って話をした。
もっと人間関係を大切にしたいんだ。
その人が喜んでいることを大切にして、自分を満たされるとか、そういうのがいいんだ。
あの時できたように、また人を大切にしてみたいんだ。
大きな声で笑って。
どうしてできないんだろう。


語ることができるからといっても、冷静なわけじゃない。
他人の経験則で自分を見ることができたところで、客観的ってわけでもない。
狂気は狂気のまま。
マルキド・サドが自分の体験を冷静に話したところで他者には理解できないし、
彼の持つ欲求が狂気であるように見えるのと一緒だな。

ながらく自分にとって、「思考停止」っていうのは悪であり不誠実だったけど、
そうじゃないのかもしれない。
考えても仕方ないことってあるんだろうな。

少年と少女のように生きてきた父母も今年で還暦を迎えた。
心に望んだことを、ただひたむきに苛烈にめざし、
叶ったことに涙し、挫けたことに涙する生き方をしてきた人たちだと思う。
私の憧れ。

私を愛してくれた兄たちも青年期を終えるところだ。
心に決めたことに言い訳をしない、私に対しては情けなさを見せない人たちだ。
どちらも意地っ張りで、知的でたくましい。
私の憧れ。

カッコいいものが好きで、カッコいいものになりたくて、そうでない自分が嫌だった。
でもカッコいい人たちは、いつだって自分の惨めな部分をも愛していた。
そうして人を愛していた。
わたしもそのようにできたらいい。
今は全然できてないけど。

自分のことを認める気持ちがないと創作なんてできないのか。
心に穴が開いてるままじゃ、器から溢れることもないよ。

せめて、何したいのかわからなくなったときくらいは、誰かのためになるような行動をできるようになろう。
自分を守るためにした選択は、いくら傷ついても救われない。
どうせ融通のきかない私なら、何を選んでも背負うことになるのなら。
責任を誰かに押し付けるためにするのではなく、自分を犠牲にすることに酔うのでもなく。
私は満たされるために動きたいし、それによって私が満たされるから。



よし!
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by mouthes | 2012-12-09 22:46 | footmarks

今日は特に

何もなかった日。

なんか、毎日記録して、
自分が何をしたとか、
何を考えたかとか、
あとあと振り返るようにしていきたいんだけど、
やっぱり書くこと特にないんだよなあ。

昨日も書いたけど、「代々木忠 虚実皮膜 AVドキュメンタリーの映像世界」という本を読んでいて、
これがすごく面白い。
代々木さんの人間の素直さというか、しがらみとしての倫理がないところ、
いつの時代もそういうひとってセクシーなんだなあって思う。
この人の半生は、
「波乱万丈」なんて言葉がちんけに思えるほど、
どんな任侠映画でもシンデレラストーリーでも鼻で笑えるほどいろんなことがあるんだけど、
本人は何も起きてないみたいに語るんだよなあ。
カッコイイ。

誠実さっていったいなんだろう。

清廉潔白だけが誠実じゃない、と今なら思える。
HAPPY MONDAYSの歌い方がとても好き。
ショーン・ライダーってすげえだらしない、ろくでなしみたいな歌い方するんだ。



”再結成”っていってドラムとベズ以外もとのメンバーがいないあたり、ほんとのろくでなしなんだろうなー
そしてドラムとベズは本当にいいやつなんだろうなあ。
でも自分がろくでなしってことをよくわかってるショーン・ライダーの歌は、やっぱり大好きだ。

代々木さんもヤクザやったり堅気になっても三股かけて全員で上京とかほんとどこのジプシーだよって思うような生活してるんだけど、
なんかねえ、別に関係ないんだよね。
三股かけてるから不誠実だとか思えないくらい、まったく後ろめたくないというか。
風通しの良さ?
相手のことも、自分のことも、よくわかってるっていうかさ。
俯瞰でみてる、とかそういうことじゃないんだよなあ。
にこって笑って、にこって笑い返すような感じがいちばん近いんだけど、まだ伝わらない気がする。
「情が通う」って言い方がされてるんだけど、もっとわかりやすくならないかな。
情が通ったことのない人にも伝わらない言葉にならないかな。
嘘でもごまかしでも錯覚でもかまわないくらい、「この人にはわかってもらっているなあ」って思う瞬間があって、
きっと代々木さんはいろんな人にそういう風に思わせる魅力があるんだろうなあ。
この人のする浮気とかって、人との関係を粗末にしたりだらしなく消費したりすることと違うって思わせる、
何かがあるんだと思うんだよなー。
いや、違うか。
いま、関係を粗末にしていること、だらしなく消費しているってことをよくわかってる、ってことか。
わかっていてもそうするしかない、を共有する、ってことか?
そこをごまかして一緒にいようとしたら歪むもんね。
「気持ち」なんて言い訳にもならないからね。

そうか。
自分が求めているものが、すこしだけわかった。
どうか、ごまかさないでほしい。
ごまかしが一つ紛れるだけで、言葉は絶対に届かない。
そうやって失敗してきたから。
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by mouthes | 2012-12-08 03:52 | footmarks

何かが開いて目があった

私がつまづいたのはつまらないことだったし、これからもつまらないことで悩むと思う。
つまらないことを大切にして生きよう。
そうせざるをえないから。

おもしろいことが感覚の上部をなでる。
それがほしくてずっと求め続ける。
おもしろいこととつまらないことははっきりとわかる。

ああでもなんか、急に丁寧にはなれない。
本当は、全部丁寧にしたいのに、力が余って、いらないものも引きずり倒してしまう。

情報収集してつなぎ合わせる感覚。
ひとつのことをひとりでじっと考える時間。
そうねえ、あたし動いてる時は動いてるし止まってる時は止まってるもんねえ。
これから卒業までの目標は、「性のことを整理する」としよう。
自分の中で融通のきかないこと、未整理なことが多すぎる。
もうどこまでも行ってみよう。


「代々木忠 虚実皮膜  AVドキュメンタリーの映像世界」という本がすごい。
あたしなんかが言うとやすっぽくなってしまう。
そう思うほどこの本は激しい。
この本を読んで味わうのは、世界が広がるとか、自分が自由になるとか、
そういうのとは違って、
何かが開いて向こう側と目があった感じ。
もう目が離せなくて、どきどきしちゃう。

「虚実皮膜」という言葉は近松門左衛門の演劇(人形浄瑠璃)論から来ているらしい。
真相は不可知・・・っていうのはこのHPからの引用だけど。
そうだよなあ、「本当」は、だれにもわからない。

生きても。
死ぬほどの目にあっても。
死んでも。
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by mouthes | 2012-12-06 19:22 | footmarks