皆殺し文学はやめだ

by mouthes

<   2012年 08月 ( 10 )   > この月の画像一覧

浸透圧

f0112996_5132585.jpg


バイトの越くんに勧められて「フランキー・ワイルドの素晴らしき世界」を観た。
彼はスペインが好きだからこの映画が好きなようだ。
さすがに音楽はすごいカッコよかった!
あとポール・ケイのおバカな表情がカッコよかったなー
へらへらしてんのとラリッてんのの間みたいな表情がすごいうまかった。
あとは、美人がほんとに美人。
音楽、ダンス、ドラッグ、美人。
クラブの映画だからこれだけそろってればそれでいい気もする。
これの代わりだったら「マン・オン・ザ・ムーン」じゃなくて「24アワー・パーティー・ピープル」か「ギター弾きの恋」を勧めればよかったかな。


ただ、カッコいい映画だったんだけど、どっぷりつかるという感じじゃなかったな。
すごくドリーミーな感じだったし。
オシャレな映画って、昔からそうだけど。
奥の方まで入ってこないというか、浸透圧が低い気がする。



じゃあ浸透圧の高い映画って何かって思うと、
私にとっては「フローズン・リバー」とか、「レボリューショナリー・ロード」とか。
「おうちをさがそう」、「最高の人生の見つけ方」。
きつい話が多いな。
あとサム・メンデスが好きだな。
あーもう全然軽やかじゃないなあ。
「ウエイトレス」とか「ステイ・フレンズ」も好き。
「パッチギ!」「月とチェリー」「嫌われ松子の一生」とか、全部好きだけど。
あ、「桐島、部活やめるってよ」もすっげーよかった。


f0112996_5494936.jpg



これはすごい。原作も読んだけど、とにかく映画がすごい。
夢中。
久しぶりに映画の中に入りたいと思った。
何が起こるわけじゃないんだけど、この映画の中に入り込んでドキドキしたい。
映画を観ながらそれくらいドキドキした。

また神木くんの瑞々しさなー。
芸歴から言ったら中堅もいいところなのに、この瑞々しさですよ。
キャラクターの妙もあるけど。

そこに、人間がいる感じが、感情があるのがいいよな。
なんでこんな「感情」にこだわってしまうんだろう。

感情と欲求は、すごく近いところにあるし、

感情を表に出すというのは快楽だ。

欲求の一側面が感情であるという言い方もできる。
結局、気持ちのいいことをさがしているに過ぎないのか。

喜びをほかの誰かと分かり合う!それだけがこの世の中を熱くする!
だなー
[PR]
by mouthes | 2012-08-20 15:55 | Movies&Books





本当に、
絶望的に、
他人に興味がない自分というもんを自覚した。
こわいよ。

あたしは見えてる部分が解ればそれでいいの。
見えない部分を匂わされると野次馬根性で気になるだけ。

色んな人に、
この人は何を考えてるんだろう。って、思いたい。
誰かのためになりたい。と思えるようになりたい。
私以外の誰かを、心から愛してみたい。

みんなみんなやさしかった。
あたしだけがやさしくない。
そしてあたしの好きになる人は、もっとやさしくない。
そんなんだからあたしは自己愛の沼から抜け出ることができない。



昨日は、幼馴染とラーメン食べた流れでカラオケに行って6時に帰ってきた。楽しかった。
起きてバイト行ってからも元気だったのに、
だんだん体調悪くなった。

やっぱり目に入ると、いろんなことを思い出す。
もう思い出したくない。
忘れたいし、忘れてほしい。
殺しちゃおうかな、と思うくらい。
でもそんなことはできないから、ずっと目を伏せる。
見ないようにする。
このままやり過ごす。



「ラビット・ホール」と「ぐるりのこと。」、この映画はやさしくないから全然好きじゃない。
この映画が「ありのまま」とか「誠実」と言われることには納得がいかん。

人の悲しみや痛みがわからないことぐらいわかってる。
だけどそれは、理解する努力をしないことの理由にはならない。
わかってもらえないことなんかわかってる。
だからといって「人間分かり合おうとしたって無駄」なんて訳知り顔してなんになるの?

そんなことは、みんなわかってるよ。
でもみんな誰かのためになりたくて必死なんだよ。それがやさしさだよ。
あたしに足りないものだよ。

この世界には、やさしい人たちがたくさんいる。
あたしはやさしくないけど。
人間を描くときにそのやさしさを捨象した話は、ほんとお話にならない。


やさしくなりたい。と心から思えるようになりたい。
そう思うにはまだまだあたしの心は傲慢だ。




[PR]
by mouthes | 2012-08-14 02:43 | footmarks

たぶん弱ったことがない

気付いたら一時だ。
あと3連勤だ。
先のこと考えると疲れちゃうなー。
でも明日、明後日は何とか大丈夫だろう。
明々後日はまた気が滅入るけど。
一週間なんてあっという間。

すごく傷ついたり、
悲しんだり、
憤ったりしたことはあるけど、
私はきっと体の芯から弱ったことがない。
逃げられないくらい追い詰められたことがない。
いつでも逃げ道はあったし、耐えられるものだったから生きてる。
自分が聡明であったり強かったりするわけではなく、
運がよかったのだと思う。

人間は、きっと、
体の芯から弱らないと、心から人を求めることなんてできない。
誰かを求めて必死になんかなれない。
理解したり、理解されるためにもがいて苦しむこともできない。

あたしがいくらやっても、それは本気に焦がれた真似事だ。

元気だと、調子に乗るからなー人間は。
自分一人で生きている気になるし。
違うんだよな。
弱ってる時にそばにいることさえできれば、
人間は何でもいいんだよ。
そういうことが、できるようになりたいよ。
いつだって、誰でもいいわけじゃないけどね。

特別だよ。
家族も、友達も、好きな人も。
疲れた。
今日も眠ろう。


久しぶりにこんな曲を聴きながら。


また埋め込み無効かよ!damn!
[PR]
by mouthes | 2012-08-11 01:54 | footmarks

取り乱した翌朝

取り乱した。
えらく取り乱した。

あわてふためいた。
あわてたのでせきぐちさんに会いに行ってしまった。

そしたらこんな時間になってしまった。
あの人はほんとどこまでやさしんだ。
よくよく考えると怖くなるくらいやさしい。
びびる。


また、伝わらなかったことが悲しくて、
「わたしには本当に誰が正しいかどうかなんてどうでもいいことなんだ」ということが全く伝わらなくて、
泣けて仕方なかった。
責める気がないのに、「責める気がない」という言葉すら伝わらなくて、
それを思うと涙が止まらなかった。

もう伝える努力をする気にもなれなかった。
私にはもう言葉なんてないし、
そんな力もなかった。

誰かにわかってもらえればそれでよかった。
でもわかってくれる人もそんなにいない。
わたしがわかってほしいのは、
傷ついたことでも、悲しいことでもなくて、
「正しいかどうかなんてどうでもいい」ということと、「責める気がない」ということだけだ。
それをわかってくれるのは、どうやら、せきぐちさんしかいないのだ。
同情したり、怒ったりするのではなく、理解してくれればそれでいい。
それが結構難しい。




こんだけ人のやさしさ食ったら、そろそろ満たされないとなあ。
もう大人だし。
知り合って一年半、「そろそろ変われや」って言われたし。
不安や疑心でいっぱいになって、
心を空っぽにしていい時期も過ぎてね。

ふてくされてばかりの10代を過ぎ分別もついて年をとり、ですね。





あたしは誰かを愛してるかなあ。
こんなにやさしく愛されてるのに。


誰のことも、愛することなんてできてないなあ。
自分すら大事にできてない。
自堕落で、呆けてて、わがままで、いっぱいいっぱいだ。


本当に、そろそろ変わらなきゃ。
もう大人なのだし!
そして、私はクリスチャンなのだし。
あの、キリストのように人を愛せるように、なれるらしいよ?聞いた話によると。


次はどんな人を好きになるだろうか。
もうすぐ23歳になるが。
[PR]
by mouthes | 2012-08-09 08:22 | footmarks

まともな神経

夏って、青いよねえ。
今年に入って初めて意識した。
多分日差しが強いからだと思うけど、
太陽が少しでも陰ると空のいろを反射させて景色が青くなる。


まともな神経があったらあんなことできないと思ってる。
今でも思ってる。
でも言葉が通じないわけではないみたい。
ちょっと行き違って、戻ってこれないだけ。
だから進むしかないだけ。



人間は、弱ってることが結構大事みたい。
心の奥の方って、どれだけ言葉を尽くしても手が届かない。
でも、弱ってる時、そばにいてもらえたら、
心の底にある塊が、ぽろっと出ることがある。
それを触ってくれた人から、やさしさが流れ込んでくる。
そうしてかけがえがなくなったり、大切になったりしていくんだ。

「50/50」、面白かった。


f0112996_1932786.jpg



ジョセフ・ゴードン=レヴィットがだいぶ好き。
この人、加瀬亮みたい。
いいやつそうだよねえ、たれ目だし、笑顔が屈託ないし。

アダムに触れるのが、チューブだったり、お母さんだったり、キャサリンの手だったりして、
最初はそのすべてを拒絶してるんだけど、徐々に受け入れていくところがやさしかった。
「死」は深刻だし、いつだって人と関わるのは痛いことだけど、
どれもないと生きていけないことだけだ。
生きていくために受け入れていく。
「死」だって。


でもこの映画は、「セラピスト」なんかにははっきり限界があると言ってるんじゃないのかな。
アダムを救うのは「セラピスト」としてではなく「ちょっと気になる女の子」としてのキャサリンだし。
彼と彼女の心は、ケンカしたり謝ったりして砕かれていくし。
友だちや家族は、思うようにはいかないけど、融通聞かないのが愛なのかも。

弱っていることや、悲しんでいることでしか分け合えない部分もあるんだね。
私の弱さも、つたない悲しみも、誰かにとっては意味がある。
誰かと分け合う気さえあればね。

そうか。だから悲しみは祈りに、祈りは喜びに。








「ステイ・フレンズ」のいいところは、弱ってるところを分け合っているのに、
哀れっぽくないところ。
それは二人が美男美女だからっていうのもあるけど、
彼らは対等で、自分の仕事をしていて、日々を喜ぶために精一杯なんだ。
そしてこの曲、すげえいい曲。







サントラ買っちゃおうかなー
[PR]
by mouthes | 2012-08-07 19:57 | footmarks

ライナスの毛布

f0112996_17215090.jpg




あのとき、すごく美しいなと思ったのは近所の坂の上に続く小道。
写真を美しいと思ったわけではないけれど、あのとき、美しいなと思ったんだ。
正午過ぎ。


結局、自分がどんな人間か、私はよく知らなかったんだ。
相手がどんな人間か、見る余裕もなかった。
自分の周りにいる人間が、どんな人かなんて想像もしてなかった。


あいかわらず、「はい、わかりました」なんてクソくらえだけど。


f0112996_17355833.jpg



劇場で観てた「ステイ・フレンズ」をDVDで観直した。
やっぱりこの映画イイよなー
前回とは全く違うところで泣いた。
お母さんとジェイミーが抱き合うところで泣いたなー



人間は、「恋人だから」「家族だから」大切なんじゃなくて、
「失いたくないから」大切なんだよなー。



これから私はきっとたくさん泣くけど、
自分を憐れむわけじゃない。
ちゃんと失ったから、泣くんだ。
そして自分に酔うんだ。
いーよそれで。がんばったから。


ラブコメは基本的に好き。
「ブリジット・ジョーンズの日記」のレニー・ゼルヴィガーも「ロング・バケーション」のキムタクも好きだよ。

「ローラーガールズ・ダイアリー」ももっかい観たい。ラブコメじゃないけど。

日が暮れてくわー

暮れてほしくないなあ



あたしのカッコ悪いところは全部、友だちが知ってるからいいよ。
残るものにだけ価値がある。
残したいものにだけ意味がある。



しかし、あの時つられ笑いしやがったことだけは許せない。
クソくらえ。

でも許せないことは、今までにもたくさんあったけど、いつだってどうでもよくなるんだ。



ライナスの毛布を抱きしめて、心を落ち着かせる。
でもそれだけじゃ、心がぎゅうぎゅうだ。
ああどこかへ行きたいなあ。
進んでるはずだと信じたい。
[PR]
by mouthes | 2012-08-06 01:10 | footmarks
終わらせてきたが、いよいよ腹が立った!

「はい、わかりました」だって。
クソくらえってんだ!そんな言葉!

怒るのが、遅すぎたよね。
みんな呆れてるよ。

このタイミングで、何をつられてわらっとるんだ。
ぶっとばすぞ!


でも、成長した。
ちゃんと、自分で終わらせることができたよ。
もうウィンプスターはまっぴらだ!
あたしもMPDGにはならねえ。



「はい、わかりました」なんて、クソくらえだよ!



クソくらえだ!








この歌のようにまったくクソくらえだ!
[PR]
by mouthes | 2012-08-05 04:43 | footmarks

整理整頓

日付が変わって今日迎える正念場にあたって自分の中を整理する。
感情も記憶も方向も。


今日、休憩室が同じなんだけど違うバイトの人に、
「それはもう別れてますよ」っていってもらえてなんか安心した。
だよね、そうだよね。言葉があるとないでどうしてここまで違うんだろう。
そしてみんな言うんだ。「今後のためにも言葉にしといたほうがいいですよ。直接話すべきですよ」って。
それは、そうなんだよなあ。
でもメールもできない人が面と向かって本音を言えるとも思わないんだよ。
面と向かった方が言えるもん?


自分の臆病さが、変な方に働いてる。
きっと前の経験であたしのチューブがねじ曲がったんだ。
一生懸命ぶつかっていけば、後悔なんてしないと思っていた。
けど実際は、自分のこらえ性の無さやがむしゃらさに嫌気がさした。
自分で自分に振り回されていて辟易した。
あの時私がほしかったのは、欲しいものを手に入れるしたたかさだ。
引くべきところで引き、引き寄せられたときにつかむタイミングの良さ。
それが自分になかったせいですべてをダメにした。
そんな風に考えた。
ずっと考えていた。
後悔がまとわりついて体中が膿んでいた。
ずっと、ずっときつかった。

ここでぶつかっていったら、あの時と同じではないか、って思ってる。ずっと。
自分から手を離さないと決めたはずだ、と。

傷つくのが怖いから行動しない、っていうのは、多分あってる。
でも、傷つくとしたら、それは古い傷がえぐられる痛みだ。
また同じことを繰り返した、それが同じ結果を招いた、そう思うのが怖いんだ。
おなじことでこれ以上傷つきたくない。

だから、待ちたいんだ。
それか、風化させたいんだ。

あたし、でもよく考えたら、人付き合いすげえ下手だ。
基本的に相手に甘えるような付き合い方しかしてないし。
受け入れてくれる人に対して一生懸命になったり、言葉を尽くしたことはあっても、
そうでない人や興味のない人に向かっていったことはなかった。
人を見るのが得意なふりをしているけど、相手の話なんか全然聞けないし。
いつだってそうだ。
「自分を貫いてる」んじゃなくて、「融通が利かない」んだよ。
決心は弱いし。
緊張しいだし。
私は天才ではないんだし、自分を教育していく必要があるよ。
感覚を鈍らせることになる気がして怖かったけど。
大丈夫、大事なものはもうわかるから。
人のやさしさならちゃんとハートで感じられるから。

待っていたってあの人は絶対に自分の中からは出てこない。
それを自分でもわかってる。
あたしをあきらめることで自分を正当化しようとしている。
じゃあ、その言い訳だけでも摘んでやろう。
わたし自身のために。


今回は、ちゃんと、破れかぶれに投げつけるんじゃなくて、
きちんと渡してケリをつけよう。

好きでいい。
終わりでいい。
あの時と同じじゃない。
あたしはちゃんと思いとどまったり、苦しんだりして、ここに来た。
今度は、ヒステリーに叫ぶんじゃなくて、やつあたりするんじゃなくて、
自分の気持ちを大切にして、大切に渡すんだ。
通じるか、捨てられるか、なじられるか、そんなことは渡した後のことだからどうでもいい。
自分は行動したと、自分に胸を張ることが大事だ。
それがねえ、善意を吸い尽くされる側の人間になるとしてもよ。



うん。
いいたいこと、まとまった。


練習練習。


いいたいことは、まとまった。





まあこれは、せきぐちさんの好きな曲だけど。
[PR]
by mouthes | 2012-08-04 03:01 | footmarks




いよいよ星野源を聴くとキツい。
ちがう。
キツいから星野源を聴こうと思ってよりキツくなる。
気にしすぎなのは分かってる。
考えすぎなのも知ってる。
だって。
でも。
明日も正念場。
月曜日も。


りゅうちゃんは、あたしが「キツい」っていうといつも、
「あったかいもの飲んでリラックスよ」って言ってくれる。
うん。

いいや、泣こう泣こう。
キツいのしかたない。
ぎゅうってなるのもしかたない。
もう自分だけの問題にしよう。
ふうふう。
[PR]
by mouthes | 2012-08-03 10:44 | footmarks
早稲田松竹でデートしてきたったぜ!!!

まあまあ、落ち着いてますよ。割と長い友だちだし。KANKEIないっすよ。俺と貴様は関係ない。
でも気の持ちようが違う。
何でも話せるし。
このところの情緒不安定っぷりといったらなかったし。
優しいし。
もうそれこそあっちとはKANKEIないからね。
無理やりにでも遊んだりしていかんと。



f0112996_1404923.jpg



かなり評判の良かった『ヤング≒アダルト』はやっぱりおもしろかったー
そりゃあ絶賛されるわ。
閉塞感とか自己完結っていう最近はやってるクソみたいなテーマをよくここまでうまく笑いにしたわ。
嘲る感じがないもんね。嘲笑も自嘲もない。
ただただ切ないんだ。
でも哀れっぽくないのが最高だ。
自分を憐れむなんて最悪だもん。
やっぱねー美人だもんね。
生きてるうちは笑わんといかんよねー。

メイビスの言っていることをマットだけがすぐに理解できる、っていうのもすごくよかった。
人間の好みも似てる。
そして本当は、マットとサンドラだけがメイビスの価値を知ってる。
でもそれがメイビスには分からない。
だからメイビスは幸せになれない。
自分の価値を知らないから。
切ないねえー。



f0112996_1404791.jpg




ケイト・ウィンスレット好きー!
マッチョなのにセクシーだからすごくいい。
タイタニックもネバーランドもレボリューショナリー・ロードもケイト・ウィンスレットは非の打ちどころがない。
そして今回もなかった。
あのふてぶてしい吐き捨て顔は演技のたまもの。
ああいう顔ができるかできないかが役者の器を決めるよ。

会話の食い違いでそれぞれの身勝手さや無神経さが浮き彫りになっていく様は見事!
ほぼ移動のないカットで力関係や立ち位置が二転三転するさまは舞台そのものだったけど、
役者の表情がよく見える分舞台よりもぐっと引き込まれるところがあるんじゃないかと思う。
それに過剰な部分とそうでない部分の兼ね合いもよかった。

あと登場人物たちは徹底して底が浅いのも痛快。
冒頭で子どものケンカを供述書に記入するとき、
「棒で武装した」と表現するか「棒を持った」と表現するかで小競り合いをするんだけど、
それ以降のやり取りも一切そこから深まらない。
どんなご高説を言っても全く発展しない。
心も交わらない。
解決もしない。
一言でいえばくだらないんだけど、
酔っていても「結婚」という言葉に過剰に反応するナタリーや、
子どものことよりもアフリカ紛争のことで激昂するペネロペ、
子どものケンカの始末に来たのに勧められるままスコッチを飲むアラン、
全てを受け入れているように見えて考えるのを放棄してるマイケル、
人間の浅さがここまで端的だともう唸るしかないよ。


おもしろかったー♡
[PR]
by mouthes | 2012-08-02 02:19 | Movies&Books