皆殺し文学はやめだ

by mouthes

<   2012年 01月 ( 9 )   > この月の画像一覧

J・エドガーを観たの

f0112996_140234.jpg



どういうことだったんだろう・・・
慣れない映画観たから、ていうかイーストウッドの作品は多分初めて観たから、
こんな感じなのかしら・・・

こんなに作り手のエゴが見えにくい作品は、久しぶりに見た気がする。
とても丁寧で緻密。
それでも去年大好きになったサム・メンデスの映画とは、対極にあるような色ムラの無さ。(サムはムラだらけなところがいい)
それだけで見ごたえのある映画だったんだけど、楽しくは、なかったかな・・・
悲しい映画ではあったし・・・




【以下ネタバレ】










エドガーとクライドの切ない主従関係よりも、
母アニーとエドガーの関係の方がとても気になった。
抑圧する者に憎しみを抱くのではなく、抑圧する者だけがたった一つの拠り所だったエドガー。
自分の中に母親を乗り移らせ、神様のように信仰するエドガーの孤独。
それはそのまま彼の人生に対する姿勢のように見えた。
自分の行う正義に対する盲信。
そして彼は母がしてくれたようにしか人を愛せない。
クライドに命令を拒否された時の彼の叫びはとても悲痛なものだった。
その描き方は本当に丁寧で、まさしく舌を巻く。

それにしても、マリリンとケネディの濡れ場をこっそり聴くあのシーンはなんだったんだろう。
ミス・ガンディが電話越しにそれを聞いちゃうっていうのはなんだったんだ?
抑圧されてたのは「ゲイ」「女装」についてだけじゃなかったのか?

FBIの功罪よりも、遂げられなかった性癖よりも、こういう近親相姦的な心情描写がすげーひっかかる。
なんだったんだ、あれは!

ともあれあの映画の中で、彼が人を愛せなかったことは、明白だった。
ミス・ガンディも、クライドも、あの母親でさえも、彼を愛していたけど、
彼は人を愛せなかった。
そして、一生かけて、最も切ない恋をしていた。
ミス・ガンディにも、クライドにも、母親にも、彼は恋焦がれていたけど、
その思いはだれにも教えなかった。
自分すらだまそうとしていた。


人間のストーリーだけ見ているとそんなもんだけど、
もっと政治の駆け引きやら現状の比喩やら小難しくて面白い要素がたくさんある。
語るに尽きない映画だと思う。
でも、楽しかったかと聞かれれば、そんなことはなかった。
すぐポール観てよかった。

ポールは最高でしたよ。
「エイリアン・イン・カー」も「ダーウィンを撃て!」も、「マーヴィン最高」も、
シガニー・ウィーバーの役どころまで全部楽しかった。
スター・トレック、メン・イン・ブラック、未知との遭遇の順番でいろいろ見直したい。
ほんと、作り手がいちばん映画を愛してるって素晴らしい。



f0112996_211154.jpg

[PR]
by mouthes | 2012-01-31 02:14 | Movies&Books

お家をさがそうのDVD


f0112996_3271571.jpg




日本で発売されてないとかどういうこったよ
[PR]
by mouthes | 2012-01-29 03:27 | Movies&Books
f0112996_13294821.jpg


久保田利伸「THE BADDEST -HIT PARADE」

f0112996_13312012.jpg


NONA REEVES「FREE SOUL」

f0112996_13312972.jpg


きゃりーぱみゅぱみゅ「もしもし原宿」

f0112996_13313781.jpg


神聖かまってちゃん「8月32日へ」

f0112996_13314762.jpg


相対性理論「正しい相対性理論」








いつも音楽のことを考えている人はとっくに手を出しているし、
非常に今更感が強い5枚ですが、
わたしも徐々に動き出しているということですよ!

レポート地獄に陥っているとき、
Youtubeでかまってちゃんの新作ちょっとだけ聴いたら、
すごくよかった。
「グロい花」がよかった。
なにがよかったのか、説明しづらいけど。
理屈つけると頭悪そうみえる。
深くないのに芯食っちゃうところがいいよなあ。
ぺらっぺらの真理。


去年はリハビリ期間というか、浪人長すぎて食指ののばし方がわからなくなっていた感があったのですが、
だんだん、だんだん治ってきました。
明日早稲田松竹に「エッセンシャル・キリング」と「アンナと過ごした4日間」を観にいくんだー
美容院の予約も取れたし!
いま、めっちゃ体から、ぶぅわーって興味の糸が出てる!
谷崎潤一郎「刺青・秘密」を読み始めました。
「刺青」、すごかった。
どきどきしてぞくぞくした。
何であんなに簡潔に書けるんだろう。
まるで場面が眼前にあるようだった。
細かい描写や心情を補うような言葉がないのに、勝手に想像させられる。
捜していた女を見つけた男の舌をなめるようなしぐさ。
刺青をならすために湯に入った後、臥せった女の目の光。
興奮した。
[PR]
by mouthes | 2012-01-25 15:31 | footmarks
私はずっと、わからないことは「わからない」とはっきり意識して人に質問したり考えたりしてきたつもりですが、
いつからか自分の意見を説明するときに相手により知的な印象を与えたいがための小手先の表現を優先してしまっていたようです。

反省しました。

「わからないなりに考えました」という姿勢を肝に銘じたいと思います。


反省!


[PR]
by mouthes | 2012-01-18 02:26 | footmarks

変らない

f0112996_17524689.jpg





話してよかったー
もうだめかとおもったー

これから、私が信頼する人間は、ほとんど増えたり減ったりしないだろうな。
今日のことが、すごく、確かな一手だった気がする。

ちゃんと話してよかった。
相手に理解してもらうことに必死になれてよかった。
受け入れてもらえてよかった。

よかったって、そればっかり考えながら帰ってきた。
嬉しい、嬉しい日だった。

今日のことがあれば、もうたいてい大丈夫だ。
私に深くかかわる人を大切に思う事さえできれば、
そうではないところでいくら傷つけられても大丈夫。
そう思える。

ありがてえなー友だち。
友だちができてよかった。
本当にうれしい。
[PR]
by mouthes | 2012-01-13 17:59 | footmarks

人間関係を作る

去年考えた、自分の人間関係を作る上でのクセ。
粗末に扱われることへのヒステリー。
極端なことしか許さない器の小ささ。
ちょっとした過ちや食い違いを無視することができない妄執的な気質。
そういうものにほとほとうんざりして、嫌気がさしたのだから、直そうと、思ったのを、

今の今まで忘れてた。

誰かが死んでも私は死なないし、
私が死んでも誰も死なない。
もっと自立しよう。
他人の問題を、自分の一大事みたいに思うの、悪い癖だ。
私にとって大切なひとたちは、その人たちがどんな人であっても大切なのだから、
ちょっとした態度なんかで傷つかない。
傷ついたって問題じゃない。
そうか。
そうだ。


自分がやさしくすることと、何かが報われることに、因果関係はない。
やさしくされなかったことで怒るのはお門違いも甚だしいし、
誰かにやさしく出来ないのは自分の弱さ。
好きな人のためにこそ、あたしは強くなろう。
君しかいないから、こっちゃ楽だぜ!


おちつけー!
[PR]
by mouthes | 2012-01-12 17:31 | footmarks

喜びが溢れて

小学校の同窓会に行った。
とても、とても楽しかった。
あんまり楽しいから二次会のカラオケで「痛快ウキウキ通り」を歌ってしまった。

「小学校」の良い印象と言えば、担任の先生と家の近かった女の子くらいのもので、
あとはほとんど「つまらない」か「なんとも思わない」くらいのことしか印象に残っていなかった。
正直言って、担任の先生が来ると聞かなければ行く気も起きないような、
懐かしくもない、うすらぼんやりした過去だった。
まともに話せるような人はいないんじゃないかと不安だった。


そんな心配は杞憂だった。
とても楽しかった。
最初から最後までたのしくて、気付けば12時間経っていた。
帰ってふと涙がこぼれそうなほど、感慨にふけった。


あの先生の良さって、計り知れないのだなあ。
あの先生が、11,12歳っていう時期に私たちに関わってくれたことは、
10年後の今も確かな財産だった。
みんなみんないいやつになっていた。
でも先生をはじめとして全員が「変わらないね」と言っていた。
きっと、欠点とか違和感とか、捜せば全く変わってないんだろうけど、
みんな不思議なくらい気持ちの優しいやつらだった。
全員がよく笑っていた。
愛しくなる。
楽しかった。


大勢で騒ぐとき、
ちょっとした駆け引きや譲り合いで気持ちが醒めてしまう事がよくある。
気持ちが醒めてしまう事で、悲しくなることがよくある。
盛り上がることなど期待しなければいいんだけど、
それがなければ大勢でいる良さなんてない。
つまらないことはできればしたくない。寂しくなるだけだから。

そういうことがない、奇跡の12時間だった。
思い出しただけで、ちょっと泣きそうだ。
泣いてばっかりだ。



「Nのくすぐりに耐える会」という遊びがあり、
Nという男の子の近くに行ってくすぐらせ、逃げるというまったく内容のない遊びがあったことを思い出した。
わざわざ会員証まで作って似顔絵を描いていた。
掃除の時間にやるものだからよく叱られていた。
Nが。
会員にしてみればNにくすぐらせることが目的なのだが、
知らない人からしてみればNがふざけているように見える。
Nが一番疲れる。
でもかまってくれる。それがN。
あんまり叱られるから遊びに乗らずNが淡々と掃除をし、
帰りの会が終わった後に「さあくすぐってやる!」と思って近づいたら、
「もうその時間は終わって今は帰る時間だから」といって断られていた。
笑った。
そんなような話を、飽きもせず12時間もしていた。
信じられない。


およそ3日後になんとなく山場があるのだが、
これがあれば乗り切れそうだ。
なにせ、楽しいことしかない日があったのだから。



つまり、あたしの惨めさとは、その程度のことだということだ。
つまらなくて苦しかったけど、
今はちゃんと楽しくて胸が痛い。
「LIFE」とは、こういうものなのですね、小沢くん!
[PR]
by mouthes | 2012-01-09 00:00 | footmarks

泥が溢れて

泣きながら帰ってきた。
しょーもない涙だった。
誰にも関係のない、あたしだけの惨めさで泣いた。
塞いでいた場所から、「諦め」や、「好意」や、「嫌悪」が、押し寄せる。
空っぽのところに泥を詰めて栓をしていたのに、泥が溢れて涙が出た。
惨めで、悲しくて、天に唾はいて自分に返ってきた。
助けてって思うほど、泣いたのは初めてだ。



あの日の惨めさ。
惨めさを武器にできるぐらい強くなりたい。
それをネタにして笑いを取りたい。
悲しいことは笑うしかないんだから。

融通のきかん嫉妬はつまらん。
つまらんことは最低だ。
嫉妬や羨望は冗談の一つぐらいでないと。
もっと楽しいことを楽しむための冗談なんだから。

あたしは、もっと楽しいことのために生きているんだから。
[PR]
by mouthes | 2012-01-07 05:08 | footmarks
f0112996_014024.gif







紅白からの流れで、2012年初音楽はSMAPの「しようよ」に決めました。
例年にもまして「しようよ」な年になると思われます。
全然懲りてねえのな。
ぐいぐい話しすぎて嫌われることのが多いです。
微笑みにわかった顔するような女になった方がモテるよね!
ね!ファーザー!
ちなみに初岡村ちゃんは「イケナイコトカイ」です。
初スチャダラパーは何にしようかな。
「初」のフットワークが軽すぎるよね。

「竜」はアジアの方がカッコいいよなー。
賢人て感じ。
ドラゴンは太っちょが多いもんなあ。
あとツルッとしててあまり異形っぽさがないし。



初スチャダラパーは「トラベル・チャンス」にしました。
初オザケンは「さよならなんて云えないよ」にします。



ようやく終わった2011年を振り返ると、
なんか、振り返るような余裕はない年だったなーと思います。
ようやく浪人生じゃなくなった実感がわいてきた年でした。
気付けば受験生だった3年間が終わってから2年も経ってます。
高3だったcocoも大学1年生ってことですよ。
早かったなあ。周りの人が年取らないように見えるから、自分もまだ15歳ぐらいのつもりでいるけど。


「トラベル・チャンス」流しっぱなしにしてたら初オザケンを「ブギーバック」に奪われた。
そしていま「Get Up And Dance」です。



2011年を振り返った時に、東日本大震災のことはやっぱり考えるけど、
やっぱり考えたくないっていう気持ちの方が強い。
今ギリギリ、あそこで起こったことが心の外にあって、
まだ地震の余波を受けているところというか、相変わらず現実味がないままです。
家族親戚、友人知人を亡くさずにすんでよかったと思うばかりで、
まだそんなところで、
亡くしてしまっていたかもしれないと思うと怖くて、
亡くしてしまった人の痛みを想像すらできません。
何かを実感するまで、わたしはとにかく遅くて鈍くて、まだそんなところです。

スチャダラパーとかは、ほんと速かったよなあ。
あの瞬発力が、あのユーモアがロックンロールだよなあ。
2011年はスチャダラパー、そしてハローワークスに圧倒された年だった。
PAYDAYに何度助けられたかしれない。



先のことって、どんくらい先まで考えるもの?
自分のこと値踏みするみたいで嫌だから、今まで全然してこなかったけど。
部屋に続いて時間が有限だって気付き始めたマイレボリューション。
明日死ぬと思って生きれば何も怖くないけど、生きていくのを考えるのはとても恐ろしい。
いっしょか?いっしょなのか?



そうか~今年の干支は竜かあ~
[PR]
by mouthes | 2012-01-01 01:45 | footmarks