皆殺し文学はやめだ

by mouthes

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お前の中で 雨が降れば

あの時、私がバランスを崩した理由として、
このことが「つまらない思い出」になるのが怖かったというのがあった。

このまま一緒のいたら、私は一緒にいる分だけ傷ついて、
どんどん心を固くして、何も感じないようにしようとして、
あの人は結局「一緒にいてもつまらない人」になってしまうんじゃないかと、思ったから、
こんなんで一緒にいるのはよくないと思った。
そんなのはさみしすぎる。
自分がかわいそう。

あたしは結局自分がかわいそうで、
すごくみじめな気分だった。
でも自分が「みじめ」な気持ちだったことに気付けたのは最近のことだ。
あの時はまだ、よくわかっていなかった。



自分よりも大切なものを持ちたいよ。
あたしはひどく不自由だ。
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by mouthes | 2011-07-30 14:02 | footmarks

スーパー8

昨日スーパー8観て、面白かった!
夏休みのSF超大作!!を堪能した。

ああいうのはいーなーすごいなー。

深読みとか苦手で、映画とか観たままを楽しむしかないタイプだけど、
いろいろ、ロジックとか勉強したくなるくらい面白かった。
たぶん映画を知っているほど楽しめるんだろうなーあの映画。

「私の感想」がまずあって、そこから考察だよな、やり方としては。
そうじゃなきゃ理屈ばっかりで面白くないもんね。
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by mouthes | 2011-07-29 16:41 | Movies&Books

Exit Through The Gift Shop

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面白かったーバンクシーの映画!
久しぶりにカッコよくなりたい欲をすごく刺激された!
頭がよくて皮肉が効いてて、世界の話題の的で。
そりゃあさーバンクシーに会ったら、誰だってこうなりたい!って思っちゃうよね。
こういうのに憧れない人っているのかなあ?
この記事は当たり前のようにネタバレします!


インタビューを交えたバンクシーの制作ドキュメンタリーかと思って観に行ったら、
映画自体が、タイトル通り一つの大きな皮肉で、バンクシーの作品でした。
月並みな言い方ですけど!


バンクシーは確かに天才なんだけど、
ちゃんと表現することや言説を選んでる。
きっとおびただしい量のアイディアがあった上での作品なんだろうなー。
そうでなかったらあんなさりげないやり方で、大勢の心をつかむことなんてできないはずっすよ。

あたしもなーちゃんと言うこととか選ぼう。
つまんないこと言うと、
それに文句つけられたときに1の文句に10の説明で答えないといけなくなるし、すごいカッコわるいもん。



それにしてもティエリーはこの映画を見て怒らなかったのかな?(笑)
バンクシーの代理としてレッドカーペットまで歩いたらしいけど。
もしかしたらティエリーはただの役者にすぎなくて、
この映画自体がチーム・バンクシーの壮大なジョークなのかもしれないし。
価値のないものをありがたがってる連中を指差して笑うためのね。
実際ティエリーの作品は高額で売買されてるし、マドンナやレッチリのジャケットにもなってる。
それがどういうメッセージを孕んでいるにせよ、商業的には「財産」扱いだもんね。

でもこの映画、ティエリーを笑える人ってそんなにいないんじゃないかな?
だって、だいたいの人がメディアの情報は鵜呑みにしているだろうし、
天才に褒められたら舞い上がっちゃうでしょ。

これが任意のジョークでなかったら、ちょっと意地悪で悪趣味だなあと思うけど、
バンクシーの作品て結構意地悪で悪趣味だよね。
このドキュメンタリーが本当なら、
バンクシーもMBWの商業的成功に利用されたんだし、
一発を一発で返しただけともいえる。

でも本当のところ、このドキュメンタリーってやっぱり仲間内のジョークなんじゃないかなあ。
みんなでティエリーをMBWに仕立て上げて、「美術資本主義のこの体制を笑ってやろうぜ」みたいな。
この作品がドキュメンタリーとして本物か偽物かって議論してる人たちも含めて、
たぶん指差して笑ってる気がする。
だって実際ティエリーがバンクシーに激昂したら、バンクシーの素性ってばらされちゃうよね?
制作現場も素顔もティエリーは知っているんだし、どんなに残念なやつでも「仲間」には違いないよね。
MBWの商業的成功も含めて、バンクシーの作品で「悪い冗談」なんじゃないんだろうか。



まー本物でも偽物でも面白い!
本気でも冗談でも面白い!
だからすごいねー、バンクシーは!
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by mouthes | 2011-07-28 11:24 | Movies&Books

今の私

私!

昨日食べた美味しいボロネーゼは、私にとってすごく懐かしい味で、
このことは私の中でどんどん美化されていく思い出になるに違いない。


うまく言葉にできる自信はないけれど、
こんなに、涙ぐむほどのことではないのはわかってはいるんだけど、
本当に、いつだって会うと嬉しい人がいる。

会うと元気が出るとか、常に刺激的だとか、
そういう類の人ではない。
そんなことをもし本人に言ったら、苦笑いしながら肯定するだろう、そういう人だ。
私がいつだって会うと嬉しいのは、そういう人だ。


思い出すと思わず泣いてしまいそうになる。
何でか、言えない。
理由があるのはわかるのに、わからない。

かなり赤裸々な言い方になるけど、
私はその人の繊細さと芯の強さが好きだ。
人一倍感じやすく簡単に感情移入したりするくせに、「自分は情が薄い、熱が低い」と言うその人の語りが好きだ。
簡単に嘘をついたりできない、適当に理由をつけて自分を納得させたりできない、融通のきかなさが好きだ。
かわいいのにちゃんと激情を持ってる、その人の彼女が好きだ。
その人が何かを肯定したり、心から喜ぶことがあれば、
私は泣くほど嬉しい。
だから泣きそうになるのだと思う。
強いて言えば、それが理由だと思う。

それが、絶対に、
友情とか恋心とかではない心の一部分だと確信があるので、
誰か名前をください。

そうだな、やっぱり郷愁とか、そういう気持ちのが近いと思う。
この人は私のルーツの一部分で、今の私が私であることに大きく関わってる。
お兄ちゃんの次に。
あの人は「私」が生まれた「場所」なのだと思うと、
この思い入れの強さも、納得できる。


その人の結婚祝いを考える。とても幸せな作業だ!
祈るように生きるあの人の上には、常に祝福がある。
大丈夫、全てうまくいく、そんな気分。
今日はそんな感じ。じゃーね!
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by mouthes | 2011-07-22 14:36 | footmarks

本棚の日

今日は本棚を買って、組み立てて、中に本を入れた日だった。
良い安息日だったと思う。
礼拝には出なかったけど。
兄は疲れていたけど。



この前、夢に渡部篤郎が出てきた。
すごい嬉しかった。
具体的に言うとどんどん夢見心地が醒めてくるから言わないぜ!



本棚っていいねえ。
読みたい本がぱっと取り出せるし。
「財産」て感じがするし。
整理して蓄えるっていうのは大事なことだね。
今度またマンガも整理しよ。
あーレポート!!!!試験勉強!!!
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by mouthes | 2011-07-17 22:29 | footmarks
こういうものを買うたびに思う。
なんで買っちゃうんだろう。
面白くないことも後悔することもわかっててかっちゃう。
わかってる理由がいくつかある。


ひとつに、私はお笑いが好きだ。
切味が鋭いのも鈍いのも賢いのもバカなのも好き。
テレビの笑いもラジオの笑いも舞台の笑いも好き。
コメディも好き。
コミックバンドも好き。
お笑いを信用してる。
だからこういうの、買っちゃう。



ふたつに、私は内輪乗りが好きだ。
仲のいい人たちが仲良くしてる感じが好き。
内輪乗りは馴れ合いではないと思う!
調和だし、家族だと思う。
家があると冒険ができる。
旅に出れる。
大きな動きを作ることができる。
新しいものを共有できる。
そうやって共有し続けたことが歴史になる。
そういう内輪乗りが好き。




みっつに、私はこういう話が好きだ。
わかりやすい人情ものが好き。
芸人が主人公の話が好き。
いかにもな話で簡単に泣ける。
感動より少し安っぽい感情で、あとに何も残らない感じも好き。




付け足すと、無駄遣いするのも好き。
贅沢してる気分になるから。




そういういろんな理由を踏まえた上で、
買わなきゃよかったって後悔してる。

理由はいくつか。

旨みが少ない。
ストーリーは、読む前からだいたい予想がついていた話の筋から、
想定内のつけたしをした程度の話だった。
もっと芸人さんの裏話みたいなことがたくさん書いてあるんだと思ってた。
10個はあるかと思ったけど2、3個だった。

1300円もした。
この話はそんなに高くない。

情熱がちゃちかった。
書いている人自身の熱を感じない。
芸人に知り合いの多い人が、「コンビ」という関係に岡惚れした程度の熱しか感じなかった。
それをリアル・芸人の等身大みたいに捉えてて、
みんなで賞賛してる感じが悪しき内輪乗りだなあと思った。
青春リアルみたいな気持ち悪さとやり切れなさ。
山ちゃんの「天才になりたい」は、情熱的で卑屈で愛情深くて、
それを下地にしてオーディションも営業も喧嘩も実体験ゆえの具体的な話がたくさんあって、すごくよかった。
そういう良さを期待してたのに、最終的には人情でお茶を濁された。

あと話中の漫才が面白くなかったのはどうしようもなく悲しい。


そんであたしみたいなもんがあくせく稼いだ1300円を、
THE・金持ちみたいな人が片手間に書いた話に払ってしまったと思うと腹が立った。
頭の悪い学生の小遣いからせしめろ、だと思ってしまった。勝手に。向こうはそんなつもりないと思うけど。
今度は同じ金を使うにしても、普通にライブとかにいこうと思った。
ラママとか。



はあ。
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by mouthes | 2011-07-11 13:13 | footmarks

リアリティのリアリティ

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ゴジラを借りた。
まだ観てない。
帰ったら観る。
テスト勉強しながら・・・



平成生まれの私たちの世代はほぼゴジラを通ってない。
リアルなのはゴジラ対モスラと、アメリカのリメイク版。
だけど映画館に観に行ったような気がするとかそんなレベル。

昔を振り返る映像かなんかで、たぶん少しだけ観たことがある、
そんな「初代ゴジラ」に思うのは、
ゴジラが東京湾に現れる時の混乱のリアリティがすごい。
もちろん演出はちゃっちいんだけど、
今の特撮よりもずっと緊張感がある。
本当にゴジラが来た!!成す術がない!!!っていう緊張感。
迫力に肉感があるっていうのかな。

今はそういうの、ないからなあ。
リアリティのないことのリアリティがすごいけどね。
何から何まで作り事みたいで。
作り手がみんな作り事だっていうのを自覚してるからさ、なんつうのこう、
熱がないんだよね!なんにせよさ!
プリキュアもインディーズのバンドマンもハリウッド映画も熱がないの!!!!
AKB48もそう!
記者会見も大学の教室もそう!
アガらねえよなーどうしても。




空虚なところにリアリティなんかないんだよなあー絶対。
「はてしない物語」の虚無も、あれは目を離せない深い闇でしかないんだよ。
闇の先にはすべてのファンタジーが力をなくした「うその世界」しかないんだよ。
ファンタジーはうそじゃないんだよ!
現実逃避でもないの!
ファンタジーっていう現実なの!


なんのはなしだっけ?



ああそうそう、ゴジラの話ね。



そんでさ、緊張感のない特撮の先に何があるかって、
この現実があると思ってしまうんすよ。

原発が爆発して放射能がばらまかれてるっていうのに何の緊張感もない、この現実が。
誰も起こってないし、混乱もしてないし。
慌て方がわからないってのもあるし、「大変な事態」の「大変」な実感がない。
へー狂気なの、あっそうって感じ。

動じないことはクールじゃないよなあ。
何も考えてないってだけだもん。
気持ちわりいってずっと思ってんだけど、端から見たらあたしもそうなんだろうなあ。



でもこんなんじゃいずれゴジラ出てきちゃうぜ。
ゴジラ出てきたらどうしようね。
あ、もう出てんのか。
原発爆発しちゃったもんね。
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by mouthes | 2011-07-11 10:55 | footmarks
尾崎友直さんの「EAR」を聴く。


たぶん、「今」聴いてるから響いてくる音楽。
ちょっと前でも後でもダメだったような気がする。

ポエトリー調のラップだからといってMOROHAやTokyo No.1 Soul Setではない。
サンプリングだからといってランタンパレードともまた違った切れ味で、
必ずしも曲に類型があるわけでもない。

ど真ん中にくる感じではないけど、すごく気になるというか、
この収まりの良さはなに??
私の中にある隙間がすっかり埋まってしまって窒息しそうだよ。



でも、最近聴いた音楽の中では一番「迷ってる」。
「抜けの良さ」や「切れ味の良さ」がテーマじゃない。
それが限りなく「今」っぽいんだろうな。
こういう迷い、混迷してる雰囲気は嫌いじゃない。
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by mouthes | 2011-07-07 17:40 | footmarks

下流の宴

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前々から言ってるけど、
窪田正孝くんていい役者だよなー

緊張感があるよ!


「下流の宴」、ちょっと内容がぱんぱんであわただしいけど、
面白い!
丁寧!

空気感がいいよなあ、雑じゃないよなあ。
雑な演技してる役者が一人もいないってすごいよなあ。
これは選ぶ方の見る目だろうな。


窪田正孝くんのほかに、黒木瞳、渡辺いっけい、美波、余貴美子、
加藤夏希の演技はあんまり好きじゃないけど集中力があってこのドラマにはぴったりはまってる。
映画は監督のものだけど、ドラマは役者のものだよなあ。



それより、aikoと付き合ってるのって源くんだったんだね!!!!
ちょうびっくりした!
勝手に田中圭だと思ってた!
えー!
はーねがーはえたこーともーって源くんのこと歌ってたんかな!
今度からaikoをカラオケで歌うときは源くん思い浮かべて歌うべきかな!
えー!
ちょうびっくり!

今度からバイト先でaikoのジャケット見るたびに「わー源くんの彼女だ」って思っちゃう!

だからなんだってことないけどね!!
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by mouthes | 2011-07-07 00:30 | footmarks
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今回借りた映画、全部面白かった!

せっかく映画の感想を書くからには、
「観たい」と思ってもらえるようなことを書きたい、とか思うけど、
「観てほしい」とかあんまり思ってないから大したこと書けないよね!



ペドロ・アルモドバルってちょっとあくが強そうで、
いままで「観たいなー」と思いつつも観なくて、
「観よう!」と思って借りて観ないまま返したりしてた。

なんかくらっちゃいそうなんだもん。
どろっとした情念とか、どぎつい原色とか、観たくないときあるじゃん!嫌いじゃないけど!

話逸れるけど、「かもめ食堂」や「プール」がなんとなく観れない。
加瀬亮も出てるし、小林聡美ももたいまさこも好きだから観たいんだけど、
なんとなく観れない。
「激情を燃やして生きる」より「静かに丁寧に生きる」が残酷に見えるときもあるよ。
誰のせいでもないけど。



話を戻すと、「トーク・トゥ・ハー」面白かった!

話の流れがしなやかで美しい!
そして気持ち悪い!やっぱり!


「トーク・トゥ・ハー」という表題通り、
男たちは女に話しかけるんだけれど、
それは「対話」ではないのよね。独り言なんだよ!

男と男が話すときもそう。
向き合って「会話」しているのに自問自答でしかないんだよ。
すごい気持ち悪い!



昔やおい好きの親友が、
「男同士の恋愛は、道徳や性別を超えて人間性を理解し合うところが美しい」みたいなことを言っていたけど、
ペドロ・アルモドバルの性倫理観はそういうのとは正反対でとても気持ち悪い!
そこがいい!


「性別が関係ない」っていうのが全然肯定的な意味じゃなくて、
「性別が同じだろうが違おうが人は対話できず、そのさまは悲しくて可笑しい」というところを、
すごくスマートに描いていて、素晴らしいと思った!



あとの3作もどれも面白かったんだけど、
最後はペドロさまに持っていかれましたね!
いやー面白かったし、なにせ映画が抜群に美しかった。
画面がずっと見ごたえがあった。



じゃあバイト行ってきます!
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by mouthes | 2011-07-02 15:38 | Movies&Books