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皆殺し文学はやめだ

by mouthes

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喜びと悲しみのオザケン

今日は、ぎりぎりまで勉強して21時頃に菊名を発って下北沢へ。
いちファンとして鈴茂さんに会いに!



実は、今日はあんまり期待せずに、二,三言でも言葉を交わせればいい方かななんて擦れた気持ちで向かったんだけど、最後の1時間くらいはおもいっきり話せて大いに満ち足りた!

「時間が経つのなんて本当にあっという間だよ。特に歳を取るとドストエフスキーやトルストイみたいな古典を読む時間なんてない。俺は大学生ぐらいのあの時間を全く無為に過ごしてしまった。」

「無為に過ごしたことで得たものって、何かありませんでしたか?」

「いや、若いうちから謹厳実直に勉強してたようなやつを羨ましいなって思う半面、お前には俺の過ごした無為な時間はわからないって思うことはあるけどね。だからマイナスばかりじゃなかったけど、相対的にみたらね、向こうの方が全然プラスだから。ああでもその無為な時間が、小説の中でも生きてるのかもね、知らないうちに。それを誇らしく思うみたいなこは全然ないけどね。バルザック読んどきゃよかったと思うよ」

「私、鈴茂さんのその無為な時間の、色合いというか、風味というか、すごく好きで憧れてるんですよ。私、なんでもないことをなんでもないように描けるのはマンガだけだと思ってたんですよ。映画では「なんでもないことをなんでもないように」は描けないですから。でも鈴茂さんの小説はそれが描かれてると思うんです。あの、『女たち』ではイズミが1番好きで、最後の「俺は世界の事を考えていると、世界の事を考えているのかイズミのことを考えているのかよくわからなくなる」って一節が最高に好きなんです。あれって無為な時間にすることだと思うんですよ。積み重ねられた時間じゃなくて、時間と時間の間みたいな、そんな瞬間にすることなんじゃないかと。そんで私、鈴茂さんの小説の中にあるそういう無為な時間にすごく憧れてるんですよね。」

伝えたかったことは伝えられたし、一先ず満足!
他にも「毎日ちょっとずつ失敗したなーって気持ちで過ごしてるけど、たまにスマッシュヒットなそこそこ上手く行ったなって日がありますよね」って話で意気投合して興奮したりした!嬉しい!
それにしてもやっぱりカッコよくてオシャレだったなー鈴茂さん。
また会いたいなー。


半分想定外にひでさんが来て、今日に限ってプレゼントを忘れて、でも会った瞬間固い握手をして、別れるときに固い握手をして、最近R&Bがすごい気持ちいいとかたまに観る映画の話とかしたい話はたくさんあったのに、あんまり話せなかったけど、やっぱりすごい嬉しくて、また会いたいなー。



CCCに入ったら兄がDJをしてて、オザケンの「恋しくて」をかけてた。
ほんに、今日という日に相応しい。
出会いと別れの喜びと悲しみ、そのすべてにまつわる光が、オザケンの歌の中で煌めく!
無為な時間はいつも、呼吸すら確かに意識できるから。





こんなに気持ちいい体験の話をしておいてこんな事を書くのは甚だ無粋かもしれないけど、
そういえば最近久しぶりに本当に腹の立つことがあった。
美学校角田に「喋るのやめてみたら」と言われたこと。
わかったようなこと思いついたからってなんの気負いもなく言いやがって。

すげーはらたつ。

あたしは物心ついたときから「話したくてしょうがない」衝動があった。そのことは認める。
もっと色んな言葉を、もっと色んな表現をと絶えず求めていたし、
自分の実感をいかにして正確に伝えるかに腐心してきた。
今現在、それには一定の手応えを感じているし、おしゃべりだけじゃ伝わらないこと、その限界も感じてきた。
だけど話すことをやめられないんだよ。
あたしはあたしをわかってほしいんだよ。言葉が届く限り全ての人に。
私の中の言葉と実感はいつでも密接で、
時に大袈裟に言うことで自分が感じたのと同じくらいの興奮をもたらそうとしたり、手早くわかりあうために安易な言葉や喋り方を選んだりするよ。
それが全部計算だなんてことはないけど、こっちはより素早く正確に会話で実感を分かち合うために、いつでも反応できるようにシャベリの筋肉鍛え続けてんだよ。
自分のことをわかりたいし、わかってほしいがために考え続けてんだよ。

後付け理論だの感情だの、そんなことの区別がお前につくのか。
あたしのことを「わからない」とすら自覚できない、その傲慢さを抱えたまま、あたしの魂に触れると思うなよ。
お前が「絵を描きたい」と思う気持ちよりもずっと切実にこっちは「わかってほしい」って思い続けてんだよ。
だから若いうちからぼんやりした絵を描いてるやつは信用ならねえ。
あーむかつく。
「言葉にならないこと」や「形にならないもの」がそう簡単に捉えられるはずねえんだよ、うちらみたいなぼんくらに。
実感はあるよ、いつだって。
だけど「言葉にならないことを感じる」って、そんな感性が果たして自分にあるのか、意識できるのか、そういう自問を捨ててるやつには絶対捉えられねえよ。
だからどれくらい自分の実感や力量、つまり自分が触れている世界に対して誠実になれるかが芸術家の勝負所なんじゃないのかよ。
あーあーむかつく。

寺山修司が「語らないことで多くを語る日を作ろう」って言ってたことが発端らしいけど、
あの人は言葉を操る天才だろうが。
天才の思いつきを大して語る努力もしないうちから真に受けても何の足しにもならないのに。


なんか、一日を残念にしてるのは、雨でも人身事故でもなくて、
必ず自分自身なんだから救いようがない。



ただ伊集院光のラジオがこんなあたしを慰める。
この人はあたしよりイライラしてる。しかも面白い。よかったー。
あたしもこんな風になれるかな。



Lantern Paradeの「ファンクたぬき」が欲しくて「とぎすまそう」をもう一枚買ってしまった。
いつかあたしのことをすごく好きな人にプレゼントしよう。



♪小沢健二「buddy/恋しくて」
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by mouthes | 2009-06-30 02:08 | moments!

三上事変

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ある一つの願いがここにかなった。



その願いがかなった瞬間から、ここ日本には5万人の三上博史が存在する。
三上博史とは、90年代のトレンディドラマを席巻した超人気俳優であり、正統派の顔立ちでありながらその怪優ぶりは他に類を見ず、なお現在に至るまでその人気は目覚ましい。


その三上博史が5万人に増えたことにより、1都道府県に約1000人の三上博史がおり、当初それはスキャンダラスなこととして受け入れられ、テレビや雑誌では連日特集が組まれた。
ファッション誌の表紙は三上博史一色、街角を歩く三上博史を見つけ次第インタビューをするという体当たり企画(街角トレンド★三上博史に聞いてみよう!)から、並みいる三上博史を一堂に会した討論番組(朝まで生ミカミ)まで行われた。

それもつかの間、三上博史自身の適応能力の高さやカリスマ性を以て、それぞれの三上博史はまもなくその土地土地に土着した。
もともと俳優業を行っていた三上博史はそのままに、一人は大工として、一人は酒屋として、また一人は浮浪者としてというように生活をはじめ、おのおのの望む「暮らし」を形成した。
そこに住む人々も、弱々しい三上博史や指導者的三上博史、それぞれの三上博史の魅力の虜となり、保護しようとする共同体まで現れた。共同体の尽力もあって、表面上は次第にそのゴシップ的好奇心を抑えるようになったことで騒動は素早く終息した。



しかし、問題はそれだけに留まらなかった。
全国に散らばった三上博史たちが、各所で次々と命を狙われ始めたのだ。
幸運にも命の助かった者もいたが、命を落としてしまった三上博史たちの襲われた現場には、一様にメッセージが添えられていた。






「三上博史は、一人で十分だ」







政府は対応に追われ、事態の把握や現状の悪化を防ぐ対策を講じる議論が行われたが、考える間もなく事件は全国規模で相次ぎ、組織の大きさやその首謀者についての目途も立たず、また会議に出席した誰もが現状について正確な情報を持っていなかったために、後手後手に回る安全対策は、現状維持にすら役立たなかった。
それぞれの暮らしを営んでいた三上博史たちもしだいに危機感を高め、国の安全対策に依存することなく、自分たちで自分の身を守るために地域で結集し始めた。
そして、事件のあった場所から自生的に三上博史の自治体が作られたことで、その事件の犯人像が浮き彫りになったのだ。


犯人は、三上博史が5万人になったことを一番よく思わない人物。








そう、三上博史その人だったのだ。









規模が全国に至ったのも、全国に散らばった三上博史たちが目を覚ましたかのように事件を起こしたからだった。
その発端は、あるひとりの三上博史の独白であった。



「そもそも、この世界にこんなにたくさん同じ人間がいていいはずがないんだ。見ろ、みんな事も無げにふるまってはいるが、あちこちでひずみが生まれてるんだ。特に色恋沙汰になると目も当てられない。一人の女がパン屋の三上博史を選ぶかトラック運転手の三上博史を選ぶかで頭を悩ませる何ざ、悩んでいる女は楽しいかもしれねえが三上博史にとっちゃあ地獄以外の何物でもない。嫉妬する相手も、出し抜こうとする相手もまた自分なんだ。彼女が本当に自分自身を見てくれているのかすらわかりようもない。何せ相手を否定しようとしたところで、それは自分と同じ名前、姿かたちを持った人間なんだからな。自分ですらその見分けがつくとはっきり言えるもんじゃないんだ。まったく同じ人間なんだからな!俺は誰だ、俺は三上博史のはずだ。なのになぜあの三上博史が受け入れられて俺は受け入れられないんだ。俺は本当に三上博史なのか?そんな煩悶を繰り返し、神経の細い奴から順番に死んでいく、この狂気がお前らに理解できるか?自分の順番を待つ、受刑者の心情が!自分と同じ人間がこの世界に5万といる…そんな経験を味わったことのないお前らに!

 だから、俺はこう考えた。待っているから苦しくなる。いつか俺の神経がやられるのを待つくらいなら、こっちから行ってやればいい。この世界にこんなに大勢の三上博史は必要ないってことを、俺がわからせてやる。つまり三上博史がこの俺一人になれば、もうこんなことで狂いそうになる心配もなくなるんだ。そう、三上博史は、一人で十分なんだ…」


この思想は水面下で爆発的に広まり、すぐに全国の三上博史の知るところとなった。
それはそれぞれの三上博史の中で抑圧されていた疑問を明らかにすることにもなり、顕在化した煩悶に耐え切れず、自ら命を絶つ三上博史も現れた。
事態は収まるところを知らず、深刻になるばかりだった。
その暴動の狂気は周囲の人々にもおよび、三上博史に対する迫害も始まった。
それまで三上博史の保護を主張していた団体も、社会全体の逆風を受けて急速に弱体化した。
国家は「そもそも特殊な人種のみの関わる権利闘争であり、国家が介入すべきものではない。沈静化の時を待つこととし、国家としては不介入の意思を固めた」との声明を出し、潰し合いをただ傍観する姿勢を打ち出した。
もはや万策尽き、三上博史が最後の一人になるほかは、何物もこの事態を収めることは不可能かと思われた。
誰もが諦め始めていた、その時だった。





一人の三上博史が立ちあがった。





その三上博史は言った。

「聞こえるか、全国の三上博史たち。俺の言いたいことはただ一つだ。
 …もう、こんな殺し合いは、やめよう。十分に血は流れた。本来はなんの関係のない人たちも、大勢傷ついた。俺たちの願いは、もっと素朴なものだったはずだ。殺し合うことや、周りを傷つけてまで生きることを望んだわけじゃなかっただろう?俺たちの目的は…ただ、俺たちの一人一人を、れっきとした別人物だと、認めてほしかった。ただそれだけじゃなかったのか?少なくとも、俺は、そうだった。支えてくれる友達や恋人を傷つけたかったわけじゃない!!
 俺と同じ思いのやつが、絶対にいるはずだ。こんなやり方じゃ何も解決しない、そうだろう?
 そう思っている奴だけでもいい。俺のところに来てくれ。そして、認め合おう。同じ顔、同じ名前、…同じ苦しみを持っている俺たちだからこそ、わかりあえるはずだ。どうか、俺のところに来てくれ。そうすれば、俺はあんた自身を認めてやれる。俺とあんたは、別々の人間だってことを、はっきりと言ってやれる。あんたを地獄の苦しみから、解放することができる。俺は、一人でも多くの三上博史が救われることを祈っている。これ以上、もう一人の犠牲者も…出さないために。」




後日わかったことだが、牛乳の配達員をしていたこの三上博史の妻子が、この闘争に巻き込まれて亡くなっていた。
彼は、三上博史の中でも団体や思想とは一定以上の距離を置き、愛する妻と子供のために力の限り静かな生活を守ろうとしていた。
しかしそれが仇となり、彼を精神的に追い詰めようとする三上博史が彼の妻子に手をかけた。
彼は自分の妻子を殺した容疑で一時警察に追われ、2ヶ月間の留置・取り調べという仕打ちを受け続けた。
その中でも、彼は涙を流しこそすれ一言も呪詛の念を口にすることなく、あらゆる痛みに耐えるようにしてただ歯を食いしばっていたという。






この呼びかけが全国テレビで放映されて数日の間に、断続的に起こっていた大小の事件は、急速に減退した。
そして、次第に全国から三上博史たちが集まり、呼びかけた三上博史を筆頭に宗教法人を設け、青森恐山にその本所を築いた。
その宗教は、入るときに戒名を賜ることで自身を「三上博史」と切り離し、自分と同一の姿かたちを持つ他者を認めることを旨とした。

「我が生ひとつの世にただ一つのみ」

ひたすらこの訓戒を口にし掲げることで、終わりのない問いから自身を開放する。
それが、この宗教、「唯我教」の目的であり、望みであった。
唯我教は三上博史だけでなく、次第に人生に迷うさまざまな人たちを引き寄せ、
かつての闘争に不介入の意思を示し国民の不信をかった政府も、国民の信頼を取り戻そうと唯我教を国家保護指定宗教に認定した。
こうして唯我教は政界進出への足掛かりを作り、唯我教の信者が続々と国会議員となった。
この一連の騒動が、世にいう「三上事変」である。
そして、この国の総理大臣が三上博史になるのは、もう少し先の話である…






昨日もんじさんと電話しててできた話。
まあ暇になると大抵こんなこと考えてますよ。
なんだろうね。えへへ!
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by mouthes | 2009-06-26 15:44 | So Fun
60年代のR&B、ソウルミュージックがたまらない。
ていうか、ここにもそんなことしか書いてないけど。


Higher&Higher の Jackie Wilson がもう最高なのは、

このハッピーエンドな感じ!

「大団円などないよ 君には明日があるんだ」と歌うLantern Paradeもたまらなく好きだけど、

日々の中に垣間見る、もしくは夢想しているハッピーエンドの抜けの良さを感じることができる、

この音楽はそこが最高なんですよ!
(言いわけみたいになるかもしれないけど、Lantern Paradeもハッピーエンドを夢想している音楽だとあたしは思っているのですよ。それが「ハッピーエンドとは何ぞや」という問いであったとしても、そこにハッピーエンドの輝きを見ているのです!)


「芸術」は「善良さ」だし、常に、なんらかの「希望の形」だと思ってる。(希望は深い絶望に裏打ちされるものだから)
常に己の希望や絶望に誠実でなければならないものだと思っている。

子供の描いた絵に感銘を受けて「なんて自由なんだ!」とピカソは言ったけれど、
それは子供の描いた絵のすべてが芸術的だってことじゃなくて、
ピカソが子供の描いた絵に希望を見出したってことだと思ってるよ。
そして、ピカソが描いた絵に誰かが希望を見出したってことだと思うんだよね。




60年代ソウルミュージックの「希望」が放つ、無敵の輝き!
深い絶望、言葉にもならないほど些細な日々の鬱屈とした不満、思い通りにならない自分や周囲への苛立ち、不当な扱いに対する怒り、
そういうものから目をそらさないで、しかもこんなに突き抜けたサウンドを響かせることができるなんて!

尊敬!
最高!
再見!





♪Jackie Wilson 「I'll be satisfied」
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by mouthes | 2009-06-25 16:59 | footmarks

Higher and Higher

Your love, lifting me higher
Than I've ever been lifted before
So keep it it up
Quench my desire
And I'll be at your side, forever more

You know your love (your love keeps lifting me)
Keep on lifting (love keeps lifting me)
Higher (lifting me)
Higher and higher (higher)
I said your love (your love keeps lifting me)
Keep on (love keeps lifting me)
Lifting me (lifting me)
Higher and higher (higher)

Now once I was down hearted
Disappointment was my closest friend
But then you came and it soon departed
And you know he never
Showed his face again

That's why
You know your love (your love keeps lifting me)
Keep on lifting (love keeps lifting me)
Higher (lifting me)
Higher and higher (higher)
I said your love (your love keeps lifting me)
Keep on (love keeps lifting me)
Lifting me (lifting me)
Higher and higher (higher)

[Instrumental Interlude]

I'm so glad, I've finally found you
Yes, that one, in a million girl
And now with my loving arms around you
Honey, I can stand up and face the world

You know your love (your love keeps lifting me)
Keep on lifting (love keeps lifting me)
Higher (lifting me)
Higher and higher (higher)
I said your love (your love keeps lifting me)
Keep on (love keeps lifting me)
Lifting me (lifting me)
Higher and higher (higher)

Now sock it me



君の愛が、俺をハイにする
感じたこともないほどに
だから、絶え間なく頼むよ
俺を愛でを満たしてくれ
そんで君の傍を離れない、たとえ永遠が過ぎても


わかってるんだろ
君の愛が、俺を高めてくってこと
高く、何よりも高く!
言っただろ
君の愛が、俺を高めてくって
高く、何よりも高く!


ある日、俺がとても落ち込んで
絶望と二人っきりだった時も
君が来た途端、ヤツは旅立って
あとは君も知っての通り
二度と姿を現さなかった


わかってるんだろ
君の愛が、俺を高めてくってこと
高く、何よりも高く!
言っただろ
君の愛が、俺を高めてくって
高く、何よりも高く!


最高だ!
ついに君と出会えたんだ
世界中の女の子の中で、ただ一人の
その子が俺の腕の中にいるなんて!
ハニー、世界中のやつらに見せびらかそう


わかってるんだろ
君の愛が、俺を高めてくってこと
高く、何よりも高く!
言っただろ
君の愛が、俺を高めてくって
高く、何よりも高く!
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by mouthes | 2009-06-20 23:39 | words

あなたの剛速球

No Title  投稿者:さとし / 06.18 [thu] 22:12:45

最近の活動は結局全てはお金を稼ごうとしてるのがあからさまに見えます。ラブアンドピースなんて嘘っぱちだよ。やっぱりサニーデイの方がいいね。

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さとしへ  投稿者:曽我部 / 06.18 [thu] 22:51:56

なんだ、お前。
嘘っぱちだと思うなら一回ライブに来てみろ。
招待してやるから、連絡して来い。

お前らみたいな奴に本当のロックを聴かせるためにやってるんだ、こっちは。

頼むぜ。


letter@sokabekeiichi.com





曽我部さんかっこいい・・・♥
剛速球だけが持ち球のピッチャーみたい。



商業主義とか、新自由主義とか、ほんとのところはよくわかんないから、
良いとか悪いとか言わないけど。

自分たちが常に触れてる、経済のことを考えることを、悪いとは思わない。
それがロックンローラーでもパンクスターでも。
考えてない方がカッコイイ、っていう古典は確かにあるけど、
体制に反抗することがパンクだっていうなら、「正面から経済に飛び込むこと」が今のパンクだともいえる。
典型的な美談を求めがちな人々の批判もいとわないような、
荒々しく上品な新世代の音楽!



まあなんやかんやいっても、

そういう、理屈っぽいことじゃなくて、要は心意気だろうと!



曽我部さんの音楽に心がないとかまったく思わないし、
自分のやりたいことを、自分の力で徹底的に形にしようと全力出してる姿はカッコイイし、
どこまでも自分と、人と向き合おうとする姿勢、それこそ心意気だと思うんだけどなー。
そういうのも好きで曽我部さんの音楽聴いてるし、だからこそ信頼できるんだと、あたしは思いたい。

それを支えるのがお金で、何か問題でも?という気はする。

ていうか、そもそもこういうことって、消費者がそこまで深入りする問題か?
音楽って、好きな人のレコード買いたいって、ただそれだけじゃないの?
好きな人みたいな音楽がやりたいとかさー。
曽我部さんの音楽って、ラブアンドピースが鳴ってる感じするもん。
それも、肝心なことから目をそらして叫ぶその場限りの感情じゃない。
シニカルに無表情で語る理想論じゃない。
毎日とおんなじ地平の上に確かに輝く、人類の有史以来、いやもしかしたらそのずっと前から続いてきたラブアンドピース。
あなたや私が生まれてきた秘密。
本当は誰にも秘密にしたいくらい仄かであったかい実感。
そういうもんが、曽我部さんの音楽にはしっかりあると思う。

そんで、そういう音楽は、「今の曽我部さん」じゃなかったらできないもんだって断言できる。
そうなるまでの曽我部さんや、曽我部さんを支えてくださった人々の研鑽や奮闘を、「すべてはお金を稼ぐため」なんて軽々しく行って欲しくない。




サニーディの音楽が絵本なら、ソカバンの音楽はロックのグラビアヌード。
絵本には絵本の良さがある。
でも今は、より鮮明で、生々しくって、刺激的で、めくるめく!




よし、ハピネス!聴きながら風呂入って寝よう。


♪曽我部恵一BAND「永い夜」
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by mouthes | 2009-06-20 01:59 | footmarks

Jackie Wilson


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今朝、ひと仕事終えた父がなんとなく見ていたケーブルテレビでやっていた、
ブルース・ウィリスの「KID」、そのエンディング曲!f0112996_13311991.jpg




心奪われたんすよー

調べてみたらR&Bの名曲だったらしい。

Jackie Wilson の 「Higher and higher」!



最高っすー最高っすー


こういうイケイケでキューっとする感じって、今あんまりないよなー。

ソカバンだって確かにイケイケでキューっとするけど、
思わず体が揺れてしまうような強烈なリズム&ブルース、夢見心地のあの感じとはまるで違うのです。
ファンクもアフロもディスコもいいけど、R&Bのドリーミンには遠く及ばないのさ!
でも、目の前の幸せが嬉しすぎて地団太を踏むようなR&Bはすでに過去の遺産なのかしら。


♪Jackie wilson 「Higher and higher」
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by mouthes | 2009-06-19 14:00 | footmarks

体の瞬発力

最近、感じやすくて困る。

夕方のニュースでやっていた93歳で大往生したおばあちゃんのお葬式ドキュメンタリーを見ては、母の葬式を想像してしまって泣き、「パリのおばあさんの話」を読んでは泣き、ミッキー・ロークの「レスラー」の予告を見ただけで泣いてしまう。
泣くのが嫌だなんてことはまったくないし、
むしろ気持ちいいから「泣きたい」気持ちがあるのは確か。
でもあまりに節操がない気がして……




…今更か。


♪ミドリ「お猿」
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by mouthes | 2009-06-17 14:16 | moments!
今日、美学校でレニ・リーフェンシュタールの「意志の勝利」と、フリッツ・ラングの「メトロポリス」を観た。

どちらも強烈至極で、お腹がすいていたから辛うじて正気を保てたけど、
もしお腹がいっぱいで体に力が漲っていたら、
きっとあの勢いに乗っていたし、たやすく飲み込まれていたに違いない。

そして見終わった後のこの偏頭痛。
こんなに頭が痛いのは「怒りを歌え」か「博士の異常な愛情」以来だと思う。
そう思うとまったく同じ系統だ!


渋谷駅の半蔵門線も井の頭線も、メトロポリスにしか見えない。
地下に飲み込まれていく管のアーチが、流れる人の波が恐ろしい。
色んな怖いものを見て、さすがに疲れた。
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by mouthes | 2009-06-16 23:06 | moments!

ハピネス!

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出遅れて注文したソカバンの「ハピネス!」が昨日の昼間に届いた。



夢見ることを止められない名盤!
3曲目ですでに汗だくです。
まあなんて罪作りなアルバムかしらと思う。


あたしの17歳は、こんなに輝かしくはなかったはずなのに、
今でも見上げる空は心底素敵な色なのに、
最上級の「思い出」ばかりが胸に過ぎる、
残酷なほど煌めいている音楽なのです!
白昼を愛している私を、真っ青な世界に放り込むのです!


このアルバムを聴いて、「誰もが踊る」と言えるほど酔えたなら!
踊り狂えたなら!
そうは出来ない自分を「成長した」なんて言いたくはないのです!
あの頃の私が大好きだった「バンドのお兄さんたち」は前にも増して踊り明かす夜を過ごしているというのに!

いつか大きな決断を強いられたとき、
このアルバムを聴いて悲しくなるような方は選びたくないな。
死ぬまで愛し続けたいアルバムです。
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by mouthes | 2009-06-13 13:58 | moments!

ロスコ展の感想は

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週末にでも書くよー
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by mouthes | 2009-06-12 00:57 | footmarks