光
2007年 11月 21日景色と曲が火傷の様に体に焼き付くみたいだ。
耳を澄ますほどに、あたしの十八歳に、苦い思い出に、やり場のない悲しみに、火傷を残してゆく。
光を探して目をえぐるような情念にさらされて思わず空を見る。
のぞき穴のようなお月様が笑うでもなく泣くでもなく、イルミネーションに囲まれながら輝いていた。
噎せるようなリフに呼応して強く強く風が吹く。
駅に着いたとき、ちょうど曲は終わった。
by mouthes
| 2007-11-21 20:38
| moments!