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皆殺し文学はやめだ

by mouthes

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景色と曲が火傷の様に体に焼き付くみたいだ。
耳を澄ますほどに、あたしの十八歳に、苦い思い出に、やり場のない悲しみに、火傷を残してゆく。

光を探して目をえぐるような情念にさらされて思わず空を見る。

のぞき穴のようなお月様が笑うでもなく泣くでもなく、イルミネーションに囲まれながら輝いていた。
噎せるようなリフに呼応して強く強く風が吹く。
駅に着いたとき、ちょうど曲は終わった。
by mouthes | 2007-11-21 20:38 | moments!