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皆殺し文学はやめだ

by mouthes

トカゲのおっさん




トカゲのおっさん小沢健二うたってる。

ごっつええ感じってすごいなあああ。
基本的には、笑うんじゃないもん、しびれるもん。
精神的異物だよなー、トラウマだよなー。

もう「飼いたい」のシュチュエーションではトカゲのおっさんしか思い出せません。

まっちゃんのセンスはもう、鬼ですよね。神というか、鬼。
これを「笑いと言うのか!!!」って思いませんか?
あたしは衝撃でした、物心ついたばかりのあのころ。
トカゲのおっさんに強く感じるのは、トカゲのおっさん自身の悲しさ。
それについてはリンク先ですなけしさんが熱く熱く語ってらっしゃいます。押並べて賛成でございます。

毎回の、悲しすぎるオチ。
それを見せるためにあのコントは長い。
マサに裏切られ、奥さんに裏切られ、それでも不遇のおっさんは少年を笑わせる。
この儚さだ。
自分が微笑むんじゃない、人の笑顔のためにおどけるおっさんは芸人だ。
最終回、おっさんが笑わせるべき少年は通り過ぎない。
ただね、それは、テレビの前の自分なのではないか、なんて思うのよね。
そうしておっさんはこっちを笑わそうとしてるんじゃないかしら。

なにを置いても人を笑わせるのが芸人という過酷な職業だ。
私の中ではもはや伝説である「江頭2:50VSオリエンタルラジオ」。
この番組に対するエガちゃん、いや江頭さんの全力投球っぷりは半端じゃなかった。
ゴールデンだったからかもしれない。相手が今台頭している若手だったからかもしれない。
冬の海だったからかもしれない。もしかしたら久しぶりのテレビ出演だったのかもしれない。
そんなこと全部ひっくるめたところでこの日の江頭さんはすごかった。
内容は、与えられた道具を使ってどちらが魚を多く取れるかというもので、
慶応出身の頭脳でスマートにしとめていくオリエンタルラジオに対し、
ウエットスーツを着こんで素もぐりに徹するエガちゃん。
空腹を理由に自分が採った魚をADと仲良くほおばるエガちゃん。
暗くなった海で遭難寸前になり、ADと名前を叫びあうエガちゃん。仲良い。
そしてこの勝負は、オリエンタルラジオがラジオの収録で現場を離れている最中にエガちゃんがうつぼをしとめたことで幕する。
その罰ゲームが正面からのロケット花火放射。
「うっわあぶねえ」と言いながらドラム缶の裏に隠れるオリエンタルラジオを尻目に、
「あいつらっ、こんなおいしい状況でなにしてんだ」と言いながらロケット花火の前に飛び出し間違った「武勇伝」を舞い踊るエガちゃん。
テレビの前で笑いまくるわたし。
すると母がこう言い放った。

「あんたこんなん危ない、かわいそうなの見て何笑ってんの」

それは違う!

「エガちゃんが全力で笑わそうとしてんのに、笑わないで何するんだ!失礼なのは母!」

あんときのエガちゃんの、いや江頭さんの生命力のきらめきは、きっと病床のあの子に勇気を与えたことでしょう。
いいかい、生命力っていうのはああいうことなんだよ。
君は今、正念場だ。
だからこそ生命力であのおじさんに負けるんじゃないよ。
わかったかい。
がんばれ。



なんだか話がえっちらおっちらしてますが、芸人さんはすごいです。
笑いに限らず、芸を売り物にしているすべての人に私は頭が上がりません。
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by mouthes | 2007-03-24 21:47 | footmarks