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皆殺し文学はやめだ

by mouthes

2007、春、ちゃんとする(天啓)

金玉にご用心

変な感じがしませんか?あの金玉さわる女の子、妖怪っぽくは無いですか?気をつけな気をつけな、妖怪にゃ可愛い金玉だっているんだよ。ラブレターなんか出したりしたらヒュ~金玉するかも知れないよ。金玉っぽい金玉っぽい。あいつもこいつも金玉っぽい。 タイトル妖怪にご金玉はおかしいでしょ!!


なんか、トップが暗かったのでケンコバの日記を勝手に転載してみました。
ケンコバは毎日こんなことばっかり書いてますよ。大好きですよ。
朝まで生テレビがだいっ嫌いです。うるせえ!
あの欺瞞振り回してる感じ。平和のにおいがしねえ。うるせえ!
主張らしいことを聞いていても、何もぴんとこない。
みんなさ、とりあえず言ってみたいだけなんじゃないの、なんて思ってしまう。
問題になってることを解決するのは、揚げ足取りみたいな批判じゃないよね。
もっと誰にとっても、大切なことだ。


まあ、あれだ。
どんなふうに音楽を聴くようになったかって、そんな話をしよう。

音楽を聴くときに「主張」とか、「主義」とか、そういうことを考え出したのは中学2年の頃だと思う。
色々あったからー、中2は。反抗期もそうだし、まあすべての中2は病気ですからね。中2病。

サニーデイ・サービスやミッシェルに出会ったのもこの頃だった。
あたしは朝のニュースでミッシェルの解散と同時にその存在を知った。
気になってた。ただそれだけ。
兄からもらったMDの「RANBLE」はうるさいばっかりで10分も聴けなかった。
でも、その後に入ってた「wonder style」と「リリィ」は好きだった。
後日CDに焼いてもらったのだけど、そのCDは今はどこかへいってしまった。

やっぱり、兄のようになりたかった。
兄のように音楽を聴いて、兄のように意見が言いたかった。
だから兄がくれるものをなんでも吸収しようとした。
兄が聴く音楽。兄が観る映画。兄が読むマンガ。兄の選ぶ言葉。
全部自分のものにしようと思って、同級生に向かって試しては挫折してた。

誕生日に兄がコンピレーションをくれたのもこれっきりだった。
「Junior High School Rock and Roll」というコンピレーションは、大きな転機だったと思う。
「これを聴いてる中2はすごい」というコンセプト。

未だにわからないアーティストが多いけれど、音楽を聴いていくうちにいくつかはいきあたった。
そういうときの嬉しさったらない。

岡村ちゃんやミッシェル、フリッパーズ・ギターやスペシャルズ、スーパーカーにソウル・フラワー・ユニオン。
いま聴いている音楽がすでにそこにあった。

あたしが何かすると誰よりも怒った兄。
担任に言ったら「いいお兄さんじゃないか」だって。
エゴエゴしてたことだってたくさんあったけどね、確かに良いお兄さんですよ。いつまでも、どこまでも。

中2の頃はミニ・シアターにはまりこんで舞台挨拶を観にいったりして、
あんまり音楽にはまりこんでいるとかそういうことはなくて、
そのときによく歌ってたのは鬼束ちひろだったり、Coccoだったり、Mr.Childrenだったりした。
でも「私立探偵濱マイク」が流行っていたくだりでEGO-WRAPPIN'も聴いてたし、サニーデイ・サービスも聴いてた。
いろんな人に当り散らしていた年中ぐるぐるしてた時期だった。
もう年中ぐるぐるしてた。腹の中。学校もよくサボってた。
初恋もした。
でもこの時期悩んでたことが、実際誰もが悩んでるようなことだったと知ったときはがっかりだったなあ。笑えます。

本格的に音楽を探すようになったのは中3の頃だったと思う。
青春のはけ口と言うか、そういうものではないんだろうな、あたしにとっての音楽は。
良くも悪くも、捜し求め始めたのは、何事もすごく安定したときで。
音楽に情熱を傾けきれないゆえんだと思う。
これが良いとか悪いとかそういうことではなくって、
音楽をすごく愛している人たちに対して、あたしは後ろめたいところや羨ましいところが大きい。
いつか変わるかもしれないけれど、少なくとも今はこう。

そんなことは後から考えたことで、このときは純粋にそういうヒーローたちに憧れていた。
自分はそんな人たちと同類だ、この人たちは自分のような人を呼んでいる、
そんな錯覚が嬉しくてたまらなかった。
中村一義や、ミッシェルや、川本真琴や、サニーデイ・サービスや、椎名林檎は、
とても心地よかった。

そんでなんだったけ。

ああそうだ、J-popを馬鹿にするようになったんだ。
下らない、なんつってね。

最近よく思うようになったのは、否定するようなことは、何もないってこと。
相手も、自分も。
美学や主張は、自分を尊くすることなんかは、誰かを傷つけることと紙一重で、自分がしたいのはそんなことじゃない。
これからは、色んなことを受け入れて、愛することのできる、
「イイ人間」になりたいです。そこんとこよろしく。
by mouthes | 2007-03-20 02:22 | footmarks