皆殺し文学はやめだ

by mouthes

春の公園

春の代々木公園を、手をつないで歩く。
日差しが強いくせに夜はつれない寒さ。
力が入って固い手のひら。
肉厚で温かい。


渋谷駅からセンター街を通った。
「美術を愛する友人たちが、日本のギラギラしたネオン街を嫌っている」という話をした。

「でも私は好きなの。看板がずらっと立ち並んだネオンて、自分の知らないものが潜んでる感じがして、わくわくする」

「うん、その感じ、なんかわかる気がする」って言ってくれたことが、うれしかった。


夜の代々木公園を、手をつないで歩く。
終電に間に合わなくて走る。
荷物がはねて背中をどんどん叩く。
耳を付けて聞いた心臓の音を思い出す。
同じ速さで高鳴る。
胸が高鳴る。




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by mouthes | 2015-04-14 12:44 | footmarks