長谷川等伯展
2010年 03月 10日最高だったー長谷川等伯展!
もう等伯ってすごくキュートなんだから!
上の画像(「松林図」)だけみたってぜったいわからない!
等伯は、このもやもやとした陰影を、なんとなく描いたわけじゃないんだからね!
かといって、がちがちの理論やカッコつけで描いたわけじゃないんだからね!
もう本当に長い長い道のりの果てに見た景色、それが「松林図」だったって言うんだから、
カッコイイことこの上ないわけ!
でもその紆余曲折って言うのがまた全身でぶつかっていくような、
飾り気のまったくない体当たりの繰り返しで、
わかりやすいことこの上ないわけ!
その色合いと描き込みのバランス感覚、吸収の速さ、自分のやりたいことを明確に理解する賢明さ、
一言で言えば天才なわけ!
さーいこう!さーいこう!
長谷川等伯さいこう!
天才!キュート!マーベラス!ブラーヴォ!
またね、仏教信仰に描写の哲学、カメラワークなんかももう突き抜けてて!
本当に時代の寵児とはこのこと!
桃山文化に生まれてよかったよ等伯。
室町以前だったら絶対に流行らなかったし、阻害されまくってたはず(笑)
そしてそれ以降であれば文化の裾野が広がりすぎてこんなに絵に集中できなかったはず!
あの時、あの環境で、あの等伯でなければ描けなかったものが確かにあって、
もうそれがたまんなく心を痺れさせてくれたね!
中でも「松に鴉・柳に白鷺図屏風」!
本当はこんな画像で見せたくないんだけど仕方ないから!
この松が画面奥にしなだれかかるような、この動きわかる!?
なんつー奥行きの作り方!!
あーもう見てほしい!そんで語りあいたい!
たとえあなたが拒否しても!
最後に等伯の魅力は、見れば見るほどにやりたいことが明確でそこに人格があらわれること!
私は末っ子として強烈なシンパシーを感じた(笑)
末っ子じゃなかったらどうしよーね?一人っ子でもまあ良しとしてね。
次男とかだったら聞かなかったことにして!
そんなこと確かめようがあるのかな?
知らねえ!
等伯展は3/22までだよ!
見て見て!
by mouthes
| 2010-03-10 00:53
| So Fun