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皆殺し文学はやめだ

by mouthes

理想覚書

「こうなりたい」という理想がある。理想に嫉妬している。いつも、いつも。



理想が現れては消える。
胸の中で疼いては自分を嘲笑う。
目を逸らし罵倒すれば姿を消す。
張り詰めていた脳内がぼんやりとし始めた頃、忘れていた嫌悪感に襲われる。




「こうなりたい」という理想がある。それに向けて歩いている。いつも、どこまでも。



実感が自分の手をすり抜ける。
心と体は同じ形をしているのに。
渦を巻く心は、目に見える。
私には、まだ心がない。
心の元になるものが、体の奥で身を縮こめている。
怖いのは、恥をかくこと。
怖いのは、侮られること。
怖いのは、見切られること。
怖いのは、そういったことすべてへの予感。

踏み切る力よりも強く、踏みとどまろうとしている。
すでにわかっていることに、了解しきれていない。

自分がそれほど馬鹿ではないこと。
人をの痛みを想像しない傲慢さがあること。
その傲慢さは過去から逃げているが故だということ。
「わかっている」というほど、何も知らないということ。

深く息を吸う。
深く息を吐く。
そして大きな声で歌う。
いつも怖がっている。いつも憎んでる。いつも恥じている。
それらと同じように、いつも歌っている。

言葉や言葉遣いで、表面をきれいに見せること。
醜いけれど目も当てられないほどではない悲惨。
人に見る冷やかさや傲慢さは、いつだって己のものだから、
憎しみが絶えないんだ。

だからこそ、嫉妬は尊敬の基になる。

思いついたことは、思いついただけの価値しかない。
譲れない唯一つのことに満足できずに、眠たい嘘で飾り立てる。
私の言葉に必要なのは、「饅頭怖い」と言ったときに「饅頭怖い」という話をする精錬さ。

常に考え、常に組み立て、常に発する訓練が必要だ。
感情は、感情のままに。
論理は、さらに深めて。

「おっぱいを大きくしたいなあ」と思ったら、一も二もなくそれに励み、
何故自分が大きいおっぱいを求めるのかその理由を内外に求める。
欲求の扉を開けば、世界が色づく。
だからどこまでも、行こう。
いつだって、望めるのはただひとつだけだから、行こう。



追記*
欲求の扉を開いて「THEE SCENE」のプレリザーブチケットを取ることに失敗しました。
今日の一般発売、とれるかなー
by mouthes | 2009-11-28 01:27 | footmarks